DISPLAY_TO_Z関数

関数

DISPLAY_TO_Z{[DISPLAY],[SIGN],[POSITION],[DECIMAL]}

符号付数字(COBOL DISPLAY形式)から数字文字列に変換します。

入力データサイズが0の場合、値「0」を返します。

パラメータ

DISPLAY

文字集合部の文字コード種を指定します。

A

: 文字集合をASCIIとして扱います。

E

: 文字集合をEBCDICとして扱います。

省略すると、ASCIIが設定されます。

SIGN

符号部の文字コードを指定します。

A

: 符号部をASCIIとして扱います。

E

: 符号部をEBCDICとして扱います。

省略すると、EBCDICが設定されます。

POSITION

右端または左端の数値を符号付き数値として扱い、表付1.2にある値に一致するコードに置き換えます。

L

: 左端の数字を符号付の数値として扱います。

T

: 右端の数字を符号付の数値として扱います。

省略すると、Tが設定されます。

DECIMAL

入力側の小数部桁数を指定します。0~9までの数値を指定します。

0は小数部なしとして扱います。省略すると、0が設定されます。

表A.2 符号付き数値置き換え表

符号を付ける前の左端
または右端の値

符号付きの値を表す文字

正の値

負の値

文字集合(ASCII)

文字集合(EBCDIC)

文字集合(ASCII)

文字集合(EBCDIC)

符号(ASCII)

符号(EBCDIC)

符号(EBCDIC)

符号(ASCII)

符号(EBCDIC)

符号(EBCDIC)

0

0(30)

{(7B)

{(C0)

p(70)

}(7D)

}(D0)

1

1(31)

A(41)

A(C1)

q(71)

J(4A)

J(D1)

2

2(32)

B(42)

B(C2)

r(72)

K(4B)

K(D2)

3

3(33)

C(43)

C(C3)

s(73)

L(4C)

L(D3)

4

4(34)

D(44)

D(C4)

t(74)

M(4D)

M(D4)

5

5(35)

E(45)

E(C5)

u(75)

N(4E)

N(D5)

6

6(36)

F(46)

F(C6)

v(76)

O(4F)

O(D6)

7

7(37)

G(47)

G(C7)

w(77)

P(50)

P(D7)

8

8(38)

H(48)

H(C8)

x(78)

Q(51)

Q(D8)

9

9(39)

I(49)

I(C9)

y(79)

R(52)

R(D9)

使用例

1. 文字集合:ASCII、符号部:EBCDIC、符号付数値(右端)、小数部桁数0の場合

図A.6 使用例(DISPLAY_TO_Z関数(1))

2. 文字集合:ASCII、符号部:EBCDIC、符号付数値(右端)、小数部桁数2の場合

図A.7 使用例(DISPLAY_TO_Z関数(2))