COALESCE関数

関数

COALESCE{ITEM_LIST}

関数の処理対象となるデータが「空文字値」の場合は、ITEM_LISTで指定した項目を左から検索し、最初の「非空文字値」を返します。

関数の処理対象となるデータが「空文字値」でない場合は、関数の処理対象となるデータを返します。

パラメータ

ITEM_LIST

値の有無を検索する項目を指定します。

配列を使用した複数項目の指定が可能です。(最大255個)

検索順序はマッピングされている項目を1番最初に行い、次に一番左側に指定された項目を検索し、順次その右側に指定された項目を検索していきます。

= 備考 =

指定した項目がすべて値なしの場合は空文字を返します。空文字以外を返したい場合は、ITEM_LISTの一番右側に返したい文字を指定してください。

注意

関数の予約記号「,(カンマ)」「{(始めの中かっこ)」「}(終わりの中かっこ)」「/(スラッシュ)」を引数として使用する場合は、「\(円)」でエスケープしてください。

ただし、以下に示す場合には、「,(カンマ)」「{(始めの中かっこ)」「}(終わりの中かっこ)」を使用するときでもエスケープしないでください。エスケープすると、データ加工が正常に実行されません(なお、「/(スラッシュ)」にはエスケープが必要です)。

  • 引数に「$DSTRXX」を指定して、値を動的文字列で指定する場合

  • 共通コンポーネントの引数を指定する場合

使用例

1. マッピングされている項目の3レコード目を「!」へ置換。

図A.4 使用例(COALESCE関数(1))

2. マッピングされている項目No.1→項目No.2→「!」の順で検索される。

図A.5 使用例(COALESCE関数(2))