項目に設定する内容
DBテーブル情報の各項目について説明します。
(1) DBテーブル詳細情報(共通項目)
ID
登録したDBテーブルを認識するためのID。
業務グループ
一般ユーザにアクセス権限がある業務グループ。
または、絞り込み条件で使用する目的だけの業務グループ。
コメント
DBテーブルに対するコメント。
DB接続ID
当該DBテーブルを使用する際に接続するデータベースのDB接続ID。
DB接続情報に登録されているIDを指定してください。
入出力区分
入力用の設定か出力用の設定かの選択。
- 入力
-
: データベースから入力する際に使用する情報を設定します。
- 出力
-
: データベースへ出力する際に使用する情報を設定します。
指定方法
入出力用SQL文の生成方式。
- 簡易指定
-
: 指定したパラメータに従って、SQL文を内部で生成します。
- SQL文指定
-
: 発行するSQL文を直接指定します。
(2) DBテーブル詳細情報(簡易指定)
接続先がDBの場合で、「指定方法」が“簡易指定”のときに指定します。
テーブル名
入出力の対象となるテーブル名。
-
システム動作環境設定画面で、「テーブル名でドットをスキーマ修飾子として扱う」チェックボックスを“ON”にすると、「.(ドット)」を使用して”「スキーマ名」.「テーブル名」”の形式で指定できます。
-
[参照]ボタンを押して指定した場合は、他のスキーマのテーブルは指定できません。他のスキーマを使用したいときは手動でドットを補完してください。
ソート方法
入力レコードのソート方法。
「入出力区分」が“入力”の場合に指定します。
- ソートしない
-
: ソートせず、テーブルからそのままレコードを取得します。
- 昇順でソートする
-
: 指定した項目で昇順にソートして取得します。
- 降順でソートする
-
: 指定した項目で降順にソートして取得します。
項目名
ソートに使用する項目名を指定します。
「ソート方法」が“ソートしない”の場合は指定できません。
「ソート方法」が“昇順でソートする”または“降順でソートする”の場合は省略できません。
更新方法
テーブルの更新方法。
「入出力区分」が“出力”の場合に指定します。
- INSERT
-
: 常に登録(INSERT)します。
- ダイレクト・パス・ロードを使用
してINSERT -
: Oracleのダイレクト・パス・ロードを使用して登録(INSERT)します。接続時にセッションを2つ使用します。
接続先のデータベースがOracleの場合に表示されます。
- BULK INSERT
-
: ODBCかつ接続先がRedshiftまたはSnowflakeの場合、BULK INSERTで登録します。
接続先のデータベースがODBCの場合に表示されます。接続先がRedshift、Snowflake以外の場合、接続エラーになります。
- キーの値と一致する行はUPDATE
-
: キーの値が一致する行は更新(UPDATE)し、キーの値が一致しない行(新規の行)は登録(INSERT)します。
(3) DBテーブル詳細情報(SQL文指定)
「指定方法」が“SQL文指定”の場合に指定します。
SQL文
入力のために発行するSQL文を指定します。「入出力区分」で“入力”を指定した場合に設定できます。
指定できるSQL文は99999バイト以内で1つだけです。SQL文を2つ以上指定した場合の動作は保証しません。また、指定するSQL文はSELECT文を指定してください。
接続先のデータベースがOracleの場合は、SQL文の終端に「;(セミコロン)」を指定しないでください。指定した場合は変換エラーになります。
更新方法
SQL文の実行方法を指定します。
「入出力区分」が“出力”の場合に指定します。
- SQL1のみ実行
-
: 常に「SQL1」だけを実行します。
- SQL2まで実行
-
: 「SQL1」を実行し、「SQL1」が成功した場合「SQL2」を実行します。
「SQL1」が失敗した場合は変換エラーになります。
- SQL1に失敗した場合のみ
SQL2まで実行 -
: まず「SQL1」を実行し、「SQL1」が失敗した場合にのみ「SQL2」を実行します。
-
“SQL1に失敗した場合のみSQL2まで実行”を指定した場合でも、指定したSQLの文法に誤りがあるときなど、SQL2まで実行されない場合があります。
-
接続先DBがPostgreSQLの場合、“SQL1に失敗した場合のみSQL2まで実行”の指定における変換動作は保証されません。
詳細は「DataMagic 操作マニュアル」を参照してください。
SQL1
出力のために発行するSQL文を指定します。「入出力区分」で“出力”を指定した場合に設定できます。
指定できるSQL文は99999バイト以内で1つだけです。SQL文を2つ以上指定した場合の動作は保証しません。DDL文は指定しないでください。
接続先のデータベースがOracleの場合は、SQL文の終端に「;(セミコロン)」を指定しないでください。指定した場合は変換エラーになります。
SQL2
出力のために発行するSQL文を指定します。
「SQL文実行方式」が“SQL1のみ実行”以外の場合に指定します。
指定できるSQL文は99999バイト以内で1つだけです。SQL文を2つ以上指定した場合の動作は保証しません。DDL文は指定しないでください。
接続先のデータベースがOracleの場合は、SQL文の終端に「;(セミコロン)」を指定しないでください。指定した場合は変換エラーになります。
「SQL1」、または「SQL2」にSELECT文を指定するとエラーになる場合があります。
(4) DBテーブル詳細情報(共通指定)
開始前のSQL文
入出力用SQL文の前に実行するSQL文。
複数のSQL文を指定可能です。
SQL文は99999バイト以内で指定してください。
接続先のデータベースがOracleの場合、複数のSQL文はPL/SQLで指定してください。
正常終了後のSQL文
入出力用SQL文が正常終了した後に実行するSQL文。
複数のSQL文を指定可能です。
SQL文は99999バイト以内で指定してください。
接続先のデータベースがOracleの場合、複数のSQL文はPL/SQLで指定してください。
(5) DBテーブル情報項目設定
項目名
当該項目を認識する名称。
固定長/可変長
当該項目のサイズが固定か可変かの選択。
- 固定長
-
: 項目は「サイズ」で指定した固定長となります。
- 可変長
-
: 項目長はレコードごとに異なります。
最大サイズ
「固定長/可変長」が“可変長”の場合に当該項目の最大サイズをバイト数で指定。“1”~”9999999999”、“0”(制限なし)で指定します。
サイズ
「固定長/可変長」が“固定長”の場合に当該項目のサイズをバイト数で指定。「入出力区分」が“入力”の場合は“0”~”9999999999”で、“出力”の場合は“1”~“9999999999”で指定します。
項目タイプ
当該項目の項目タイプ。
- B
-
: バイナリ
- F
-
: 浮動小数点タイプ
- I
-
: イメージタイプ(無変換)
- M
-
: 漢字キャラクタ混在
- N
-
: 漢字
- D
-
: 日付タイプ
- Z
-
: 数字文字列タイプ
- W
-
: Unicode文字列タイプ
連結順序
当該項目をSQL文中で何番目に使用するかを指定します。
「入出力区分」が“出力”で、「指定方法」が”SQL 文指定”の場合にのみ指定可能です。
詳細は「DataMagic 操作マニュアル」を参照してください。
有効無効
当該項目の有効、無効フラグ。
“有効”とされた項目のみ、マッピング時に入力項目または出力項目として使用できます。
コメント
DBテーブルの各項目のコメント。
キー
当該項目がキーかどうかを指定します。
- *
-
: この項目がキーであることを示します。
- 空白
-
: この項目がキーでないことを示します。
(6) DBテーブル選択項目
検索キー値
DBテーブル情報詳細画面のDB接続IDに指定する接続IDの検索文字列を入力します。
(7) DBテーブル項目取得項目
項目名一覧
DBテーブル情報詳細画面の入力区分、簡易指定時に指定する「項目名」に指定できる項目の一覧が表示されます。