項目に設定する内容
Excel情報の各項目について説明します。
(1) Excel情報詳細(共通項目)
ID
登録したExcelファイルを認識するためのID。
業務グループ
一般ユーザにアクセス権限がある業務グループ。
または、絞り込み条件で使用する目的だけの業務グループ。
コメント
Excelファイルに対するコメント。
入出力区分
入力用の設定か出力用の設定かの選択。
- 入力
-
: Excelから入力する際に使用する情報を設定します。
- 出力
-
: Excelへ出力する際に使用する情報を設定します。
(2) Excel情報詳細
対象シート
入出力の対象のシートの指定方法を選択。
-
「入出力区分」が“入力”の場合
- すべてのシート
-
: すべてのシートを入力の対象とします。
- 読み取るシートを選択
-
: 指定したシートを読み取りの対象とします。
- 除外するシートを選択
-
: 指定したシートを読み取りの対象外とします。
-
「入出力区分」が“出力”の場合
- 固定値使用
-
: 出力先シート名を固定値で指定します。
- 項目値使用
-
: 出力先シート名に項目値を使用します。
管理Excelファイル
Excel情報のExcelイメージを表示するExcel ファイルのパス。
Excel情報の単一セル・表の登録および修正時に使用します。
DataMagic Serverグレードの場合は接続先サーバのパスを、DataMagic Desktopグレードの場合は自マシンのパスで指定します。
シート名
複数のシートを指定する場合は、「/」で区切って指定してください。
例: Sheet1/Sheet2/Sheet3
-
「入出力区分」が“入力”の場合
入力対象または除外対象としたいシート名を指定。
対象シートで「すべてのシート」以外を選択した場合に指定します。
「対象シート」で“すべてのシート”を選択した場合は指定できません。
-
「入出力区分」が“出力”の場合
出力対象または除外対象としたいシート名を指定。
対象シートで「すべてのシート」以外を選択した場合に指定します。
「対象シート」で“すべてのシート”を選択した場合は指定できません。
エラーセルの扱い(「入出力区分」が“入力”の場合)
読み込み対象のセルに設定された計算式の結果がエラーだった場合、変換処理を異常終了させるか、無視して空のデータとして扱い、処理自体を実行させるかどうかを選択。
テンプレートを使用する(「入出力区分」が“出力”の場合)
テンプレートファイルを利用するかどうかを選択。
データの出力時、あらかじめ書式や数式などが設定されているファイルを利用してExcelファイルへデータを書き込みたい場合に選択します。Excel情報詳細画面の「テンプレートファイル名」にファイル名が指定されている場合に有効となります。
テンプレートファイル名(「入出力区分」が“出力”の場合)
テンプレートとして使用するファイル名の選択。
「テンプレートを使用する」の設定が有効な場合、そのテンプレートファイルのどのシートを利用するのかを、シート名で指定します。テンプレートを利用する場合は必ず指定します。なお、シート名は複数指定できません。
テンプレートシート名(「入出力区分」が“出力”の場合)
出力先のシート名を指定。
入出力区分が「出力」で、対象シートで「固定値使用」を選択した場合、出力シート名を指定します。シート名は複数指定できません。
出力対象のブックファイルに、同名のシート名がある場合、既存のシートに上書きして出力します。出力対象でないセルには、以前のデータがそのまま出力されます。対象シートで「項目値使用」を選択した場合は、「*(アスタリスク)」が自動的に指定されます。
単一セル タブ
読み込み対象、または書き出し対象のExcelファイルの、単一のセルを使用する場合に選択します。
表 タブ
読み込み対象、または書き出し対象のExcelファイルの表形式で使用する場合に選択します。
No.
項目名の1からの連番。
途中に行を追加した場合は、1から付与し直されます。
項目設定の最大項目数は、単一セル・表合わせて10000件です。
セル(単一セル タブの場合)、列(表 タブの場合)
Excelの行列アドレス。
英大文字、数字のみ入力できます。英小文字を入力した場合は、英大文字に変換されます。
指定できる値の範囲は、表の場合は、“A”~“XFD”、単一セルの場合は、“A1”~“XFD1048576”です。
単一セル内での同一セルの設定、表内での同一セルは設定できません。
項目名
Excelの項目名。カンマは入力できません。
保存時に、項目名の重複があるとエラーになります。
項目タイプ
項目タイプ。
- M
-
: 漢字キャラクタ混在
- D
-
: 日付タイプ
- Z
-
: 数字文字列タイプ
コメント
項目のコメント。
開始行番号
読み書きを開始する先頭行を指定。
「対象範囲」に“表”を選択した場合に指定します。対象範囲が単一セルの場合は指定できません。
終了位置
読み込みを終了する位置条件を指定。
- データの終わり
-
: 最後にデータが出現する位置まで読み込みます。
- 空のレコード
-
: 空のレコードが出現するまで読み込みます。
- 特定の列が空の行
-
: 指定した列に空の行が出現するまで読み込みます。
- 指定行
-
: 指定した行まで読み込みます。
- 空のセルが出現した行
-
: 空のセルが出現した行まで読み込みます。
終了行番号
「終了位置」に“指定行”を指定した場合に、読み取りを終了したい行番号を指定。
対象の列
「終了位置」に“特定の列が空の行”を指定した場合に、対象とする列を指定。
複数シート出力時のシート名に関する設定
入出力区分が「出力」で、対象シートに「項目値使用」を設定する場合、入力データの項目値ごとに、複数のシートに出力できます。

図3.1 項目名ごとに複数のシートに出力
(3) Excel取り込み設定
Excelシート選択
取り込むExcelイメージのシート。
Excelイメージ
取り込むExcelイメージ。
単一セルタブ
表示されているExcelイメージのセルを選択し、“単一セルとして追加(セルのみ)”または“単一セルとして追加(セルと項目名)”を選択すると、次の内容に設定されます。
-
選択されている行の次に追加。以降の連番は振り直される。
-
セルおよび項目名:
1つのセルを選択して「単一セルとして追加(セルのみ)」をクリックすると、選択したセルのExcelシート上のアドレス(例:A1、B3)が格納されます。項目名は空白になります。
2つのセルを選択して「単一セルとして追加(セルと項目名)」をクリックした場合の動作を次に示します。
-
2つのセルを左右で指定すると、左セルの値が項目名に、右セルのExcelシート上のアドレス(例:A1、B3)がセルに格納されます。
-
2つのセルを上下で指定すると、上セルの値が項目名に、下セルのExcelシート上のアドレス(例:A1、B3)がセルに格納されます。
-
D:日付タイプ
セルの表示形式が日付、時刻、ユーザ定義で日付のデータが入っている場合
-
Z:数字文字列
セルの表示形式が数値、通貨、会計、ユーザ定義で数値のデータが入っている場合
-
M:可変長文字
上記以外の場合
-
-
項目:NULLで固定。
表タブ
表示されているExcelイメージのセルを範囲選択し、“表の列として追加”を選択すると、範囲選択した列が取り込まれます。範囲選択されていない場合はエラーとなります。また、2セル以上選択されていない場合もエラーとなります。
No.
項目名の1からの連番。
途中に行を追加した場合は、1から付与し直されます。
項目設定の最大項目数は、単一セル・表合わせて10000件です。
セル または 列
Excelの行列アドレス。
英大文字、数字のみ入力できます。英小文字を入力した場合は、英大文字に変換されます。
指定できる値の範囲は、セルの場合は“A1”~“XFD1048576”、列の場合は“A”~“XFD”です。
単一セル内での同一セルの設定、表内での同一セルは設定できません。
項目名
当該項目を認識する名称。同ID内で重複した値は指定できません。また、「Sheet」は指定できません。
項目タイプ
項目タイプ。
- M
-
: 可変長文字
- D
-
: 日付タイプ
- Z
-
: 数字文字列タイプ