項目に設定する内容

フォーマット情報の各項目について説明します。

(1) フォーマット情報詳細項目

ID

登録したフォーマット情報を認識するためのID。

業務グループ

一般ユーザにアクセス権限がある業務グループ。

または、絞り込み条件で使用する目的だけの業務グループ。

コメント

フォーマット情報に対するコメント。

有効性

項目名の先頭のチェックボックスをチェックしている場合に本項目は有効となります。チェックがされていない場合は本項目は無効になり、マッピング時に入力および出力項目として指定できません。

項目名

項目を認識する名称。

繰り返し数

当該項目の繰り返し数。

バイト数

当該項目のバイト数。

親項目の場合には、指定できません。

小数部桁数

当該項目の小数部桁数。

親項目の場合、または「項目タイプ」が“F”、“I”、“M”、“N”、“X”、“D”、および“Z”の場合には指定できません。

項目タイプ

当該項目の項目タイプ。

親項目の場合には指定できません。

注意

UTF-16で“X”タイプを指定する際は、「バイト数」を偶数で指定してください。

9

: サイン無外部10進数

B

: バイナリ

F

: 浮動小数点タイプ

I

: イメージタイプ(無変換)

M

: 可変長文字

N

: 2バイト表示文字

P

: サイン付内部10進数

S

: サイン付外部10進数

X

: キャラクタ

D

: 日付タイプ

Z

: 数字文字列タイプ

コメント

項目ごとのコメント。

(2) フォーマット情報項目設定項目

項目番号

表の行番号。自動で連番が入力されます。

固定長/可変長

当該項目の項目長の選択。

“可変長(デリミタ指定)”と“可変長(項目名指定)”は、

「項目タイプ」が“9”、“I”、“M”、“N”、“X”、“D”、および“Z”の場合のみ指定できます。

固定長

: あらかじめデータ長を指定した固定長フォー マット

可変長(デリミタ指定)

: データ終端コード(デリミタ)を使用した可変 長フォーマット

可変長(項目名指定)

: データ長格納場所を使用した可変長フォーマッ ト

項目名

項目を認識する名称。

項目タイプ

「項目に設定する内容」「(1) フォーマット情報詳細項目」の「項目タイプ」を参照してください。

繰り返し数

「項目に設定する内容」「(1) フォーマット情報詳細項目」の「繰り返し数」を参照してください。

バイト数

「項目に設定する内容」「(1) フォーマット情報詳細項目」の「バイト数」を参照してください。

小数部桁数

「項目に設定する内容」「(1) フォーマット情報詳細項目」の「小数部桁数」を参照してください。

コメント

「項目に設定する内容」「(1) フォーマット情報詳細項目」の「コメント」を参照してください。

 

「固定長/可変長」で“可変長(デリミタ指定)”を選択した場合に設定する項目

入力側 - デリミタ値

入力データとして使用する場合のデリミタ。

入力側 - カットする

“ON”にすると、入力時にデリミタをカットします。

“OFF”にすると、入力時にデリミタをカットしません。また、可変長データにデリミタがない場合は、自動的にデリミタを付与します。カットしない場合、デリミタも入力データとして扱われるため、デリミタ値によっては変換時にエラーが発生することがあります。

注意

デリミタをカットしない場合、デリミタまで含んで入力データとして扱われるため、デリミタの値によっては変換エラーになる場合があります。

出力側 - デリミタ値

出力データとして使用する場合のデリミタ。設定しない場合、デリミタ値が付加されずに出力されます。

 

「固定長/可変長」で“可変長(項目名指定)”を選択した場合に設定する項目

参照項目名

可変長データのデータ長を格納する項目。

注意

参照される項目は、参照する側の可変長項目より前に定義されている必要があります。

倍数項

入力データとして使用する場合の、データ長の計算式に使用。

定数項

入力データとして使用する場合の、データ長の計算式に使用。

(3) ゾーン/パック10進数詳細設定項目

ゾーン部

変換データのゾーン符号を指定します。16進数で“0”~”F”を指定します。

入力時の扱い(ゾーン)

入力データとして使用する場合の、変換データのゾーン10進数の符号。「0」~「F」のそれぞれの値に“正”、“負”、“-”のいずれかを指定します。“-”は「エラー」を意味します。

出力時の扱い(ゾーン)

出力データとして使用する場合の、変換データのゾーン10進数の符号。16進数で“0”~”F”を指定します。

入力時の扱い(パック)

入力データとして使用する場合の、変換データのパック10進数の符号。「0」~「F」のそれぞれの値に“正”、“負”、“-”のいずれかを指定します。“-”は「エラー」を意味します。

出力時の扱い(パック)

出力データとして使用する場合の、変換データのパック10進数の符号。16進数で“0”~”F”を指定します。

(4) 参照項目名選択項目

項目名

フォーマット情報項目設定画面の「参照項目名」に指定する項目名。

項目情報

「参照項目名」として参照可能な項目の一覧。

行をクリックすると元の画面に選択した項目名が設定されます。

閲覧可能な各項目情報については、「表3.8 参照項目名選択項目一覧」を参照してください。

(5) HULFT設定取り込み項目

= 備考 =

DataMagic Desktopグレードでは表示されません。

接続先ホスト名

接続先ホストを識別するための任意の名前を指定します。

要求受付ポート番号

接続先ホストで起動しているHULFTの要求受付ポート番号。

“1”から”65535”までの間で指定します。

件数

フォーマット情報の取り込み件数。

ID

HULFTから取り込むフォーマット情報のID。

コメント

フォーマット情報に登録されているコメント。

 

注意
  • HULFTはVer.6以降からのみ取り込めます。

  • HULFTがVer.8.4.0以降で「高強度暗号強制モード(strongkeymode)」を”1”(有効)に設定している場合は、DataMagicからHULFTに接続できません。