仮想テーブル設定項目
仮想テーブル設定の各項目について説明します。仮想テーブルは最大20個まで設定できます。
(1) メイン項目
形式
仮想テーブルとして設定したファイルの形式。選択によって画面が切り替わります。
- CSV
-
: CSV形式
- フォーマット
-
: フォーマット形式
- Excel
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: Excel形式
- DBテーブル
-
: DBテーブル形式
コメント
設定する仮想テーブル設定ファイルに対するコメント。
(2) ファイルの項目
ID
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ファイルの識別ID。
「形式」によって、CSVID、フォーマットID、Excel ID、またはDBテーブルIDを指定します。
「形式」が“CSV”以外のときは必ず指定してください。
省略
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「ID」の指定を省略できます。“ON”にすると、「区切り文字」、「囲み文字」が活性化します。
CSVIDを設定しない場合に指定します。
区切り文字
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CSV形式ファイルの項目ごとの区切り文字。
プルダウンリストから指定します。
この設定は、「省略」を“ON”にした場合に有効になります。
区切り文字(16進数指定)
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「区切り文字」で“16進数指定”を選択した場合に、任意の区切り文字を指定します。16進文字で入力してください。
囲み文字
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CSV形式ファイルの文字データの囲み文字。
プルダウンリストから指定します。
この設定は、「省略」を“ON”にした場合に有効になります。
「囲み文字」を指定しない場合、すべての入力項目を文字データとして扱います。
囲み文字(16進数指定)
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「囲み文字」で“16進数指定”を選択した場合に、任意の囲み文字を指定します。16進文字で入力してください。
ファイル名
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仮想テーブルとして取り込むファイル名。
仮想テーブルファイル名を絶対パスまたは相対パスで指定します。
出力ファイルと同一ファイル、標準入力"$STDIN"、および標準出力"$STDOUT"は指定できません。指定した場合は実行時にエラーになります。
ヘッダレコード設定
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仮想テーブルとして設定したファイルのうち、タイトル行から指定行までをデータとして取り扱わず、スキップするか否かを選択します。
レコード数
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「ヘッダレコード設定」を“ON”にした場合に、スキップするレコードの数を指定します。タイトル行を1とし、最大99レコードまで指定できます。
数値バイトオーダ
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仮想テーブルの数値バイトオーダ。
項目タイプBと項目タイプFのときのみ有効になります。"ホストに依存"、"Big Endian"、"Little Endian"から選択します。
数値項目NULL値の扱い
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数値項目のNULL値の扱い。
データ内にNULL値があった場合、空文字として扱うか、0に置き換えるかを選択します。
- 0(ゼロ)
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: NULL値の場合、Zタイプの0として扱います。
- 空文字
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: NULL値の場合、Mタイプの空文字として扱います。
(3) コード変換項目
漢字コード種
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ファイル名に指定したデータの漢字コード種。"SHIFT-JIS"、"JEF"、"EUC"、"IBM漢字"、"KEIS"、"NEC漢字"、"UTF-8"、"UTF-16"、"JIS"から選択します。 仮想テーブルの「形式」が"CSV"または"DBテーブル"のときは、"SHIFT-JIS"、"EUC"、"UTF-8"、"UTF-16"のどれかを指定してください。Excelの場合に指定できるのは"UTF-8"のみです。
この項目は、DataMagic Desktopグレードでの指定はありません。
格納するデータに外字が含まれていた場合は、外字をデフォルトコードに変換して取り込みます。
Unicodeバイトオーダ
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UTF-16のバイトオーダ。
仮想テーブルの「漢字コード種」に“UTF-16”を選択した場合、仮想テーブルのバイトオーダを指定します。
- ホストに依存
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: 接続先のハードウェア(Windows、UNIX)のバイトオーダに依存します。
- Big Endian
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: Big Endianを採用します。
- Little Endian
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: Little Endianを採用します。
この項目は、DataMagic Desktopグレードの場合は表示されません。
改行コード
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改行コードを16進数で指定します。
指定した改行コードまでをレコードとして判断します。
「漢字コード種」が“UTF-16”のときは4バイトまたは8バイト、それ以外は2バイトまたは4バイトで入力してください。
EBCDICセット
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1バイトコードセット種。
ファイル名に指定した漢字コード種がEBCDIC 系、JISコードの場合に指定します。指定可能なコードセット種は以下になります。
EBCDIC系 |
JIS |
---|---|
EBCDICカナ EBCDIC英小文字 EBCDIC ASCII EBCDIC ASPEN IBM英小文字 IBM英小文字拡張 NECカナ文字 IBMカナ文字拡張
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EBCDICカナ EBCDIC英小文字 EBCDIC ASCII EBCDIC ASPEN IBM英小文字 IBM英小文字拡張 NECカナ文字 IBMカナ文字拡張 ASCII |
この項目は、DataMagic Desktopグレードの場合は表示されません。
入力漢字コード種がEBCDIC系(JEF、IBM漢字、KEIS、NEC漢字)で、出力設定の「EBCDICセット」が“ユーザテーブル1”~“ユーザテーブル3”以外のときに有効となります。
(4) 仮想テーブル情報項目
仮想テーブル名
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データ加工処理で使用する仮想テーブル名を設定します。
項目一覧
形式
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[項目取り込み]ボタンをクリックすると、メイン項目の設定内容と同じ形式を表示します。
ID
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[項目取り込み]ボタンをクリックすると、仮想テーブル設定の「ID」に設定したIDを表示します。
項目No.
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上から順に、表示行数分の1からの連番が振られます。
セル/列
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Excelファイルのセルまたは表の列を指定します。
有効性
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仮想テーブル項目として利用するか否かを指定します。チェックボックスが“ON”になっている場合、項目として有効になります。
項目名
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- 形式が“CSV”、“フォーマット”、“Excel”、または“DBテーブル”の場合
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[項目取り込み]ボタンをクリックすると、指定したIDの項目一覧を表示します。
仮想テーブルに設定する項目をチェックボックスで選択します。
- 形式が“CSV”でID指定が省略された場合
-
[項目取り込み]ボタンをクリックすると追加項目数設定ダイアログが表示され指定した項目数分1からの連番を表示します。
繰り返しNo.
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[項目取り込み]ボタンをクリックすると、指定したIDで設定された項目の繰り返しNo.が表示されます。
固定長/可変長
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[項目取り込み]ボタンをクリックすると、指定したIDで設定された項目の「固定長/可変長」の設定値が表示されます。
バイト数
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[項目取り込み]ボタンをクリックすると、指定したIDで設定された項目のバイト数が表示されます。
項目タイプ
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仮想テーブルに設定する項目の属性を“文字列”、"数値"、"日付"、"バイナリ"から選択します。仮想テーブルの「形式」が"CSV"の場合は"バイナリ"は選択できません。
仮想テーブル項目名
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仮想テーブルに設定する項目の項目名を表示します。最大で998項目まで設定できます。
(5) 仮想テーブル項目設定項目
仮想テーブルに設定する項目を指定します。
項目名
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設定を行う仮想テーブル項目名を表示します。
セル/列
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Excelファイルのセルまたは表の列を指定します。仮想テーブル設定の「形式」が"Excel"の場合のみ表示されます。値の編集はできません。
項目タイプ
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選択できる項目は、"文字列"、"数値"、"日付"、または"バイナリ"です。ただし、仮想テーブル設定の「形式」で"CSV"が設定されている場合、"バイナリ"は選択できません。
仮想テーブル項目名
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仮想テーブルに設定する項目の項目名を設定します。
繰り返しNo.
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設定されている項目の繰り返しNo.が表示されます。
固定長/可変長
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設定されている内容が表示されます。
バイト数
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設定されている内容が表示されます。
変換処理が正常に行われた場合、仮想テーブルは自動で削除されますが、強制終了など処理が正常に終了できなかった場合、削除されない可能性があります。この場合、システム動作環境設定ファイル(huledenv.conf)の「ワークファイルディレクトリ名(work_dir)」に指定したフォルダから、以下のファイルを削除してください。
[uuid].vttable.tmp
[uuid].vttable.tmp-journal
- [uuid]
-
: ユニークな識別文字列