マッピング情報(出力フォーマット)
(1) 出力フォーマット設定項目
出力フォーマット
出力フォーマットの項目タイプを選択します。
項目タイプ |
標準 |
日付 |
数字文字列 |
文字列 |
---|---|---|---|---|
9 |
○ |
× |
× |
× |
B |
○ |
× |
× |
× |
F |
○ |
× |
× |
× |
I |
○ |
× |
× |
× |
M |
○ |
○ |
○ |
○ |
N |
○ |
× |
× |
○ |
P |
○ |
× |
× |
× |
S |
○ |
× |
× |
× |
X |
○ |
○ |
○ |
○ |
D |
○ |
○ |
× |
× |
Z |
○ |
× |
○ |
× |
W |
○ |
× |
× |
× |
CSV文字列 |
○ |
○ |
○ |
○ |
CSV数値 |
○ |
× |
○ |
× |
XML文字列 |
○ |
○ |
○ |
○ |
XML数値 |
○ |
× |
○ |
× |
○:フォーマットを指定できます
×:フォーマットを指定できません
-
出力フォーマットが数字文字列の場合、全角半角変換の英数字変換で全角に変換する指定をしても、すべて半角で出力されます。
-
ExcelファイルのDタイプに日付形式で出力フォーマットを指定する場合、指定したフォーマットがDataMagicが日付として解釈できる形式かどうかで、出力結果が次のように異なります。
出力フォーマットの指定
テンプレート
出力結果
日付として解釈可能
例) YYYY/MM/DD
使用する
日付をシリアル値に変換して出力します。
Excelで表示した場合、テンプレートファイルで指定した表示形式で表示されます。
日付として解釈可能
例) YYYY/MM/DD
使用しない
日付をシリアル値に変換して出力します。
日付として解釈不可能
例) HH時MI分SS秒
使用する
変換時にエラーになります。
日付として解釈不可能
例) HH時MI分SS秒
使用しない
出力フォーマットのままの文字列を出力します。
-
ExcelファイルのZタイプに数字文字列で出力フォーマットを指定する場合、Excel情報詳細画面で「テンプレートを使用する」を指定するかどうかで、出力結果が次のように異なります。
出力フォーマットの指定
テンプレート
出力結果
桁区切り文字: 付与しない
かつ
通貨記号: 指定しない
使用する
数字文字列を実数に変換して出力します。
Excelで表示した場合、テンプレートファイルで指定した表示形式で表示されます。
桁区切り文字: 付与しない
かつ
通貨記号: 指定しない
使用しない
数字文字列を実数に変換して出力します。
桁区切り文字: 付与する
または
通貨記号:\ または$
使用する
変換時にエラーになります。
桁区切り文字: 付与する
または
通貨記号:\ または$
使用しない
出力フォーマットのままの文字列を出力します。
標準
書式を指定せずに、そのまま出力します。
「項目タイプ」が“D”で標準フォーマットを指定した場合は、“YYYY/MM/DD”の形式で出力されます。
日付
フォーマット
日付の出力フォーマットを指定します。以下の文字列は、対応する値に変換されます。それ以外の文字は、変換されずにそのまま表示されます。
-
「項目タイプ」が”X”の場合、”EE”、”EEYY”、”eeyy”、および2バイトコードは指定できません。
-
平成より新しい元号に対応するには、システム動作環境設定ファイル(huledenv.conf)の「元号(era_name)」で新しい元号を設定する必要があります。
- YYYY
-
: 西暦年(4桁)
- YY
-
: 西暦年(下2桁)
- E
-
: 元号の省略形(M、T、S、H)
- EE
-
: 元号(明治、大正、昭和、平成)
- EYY
-
: 元号の省略形+和暦年(T09、S25など)
- EEYY
-
: 元号+和暦年(大正09、昭和25など)
- eyy
-
: 元号の省略形+和暦年(T9、S25など)
- eeyy
-
: 元号+和暦年(大正9、昭和25など)
- MM
-
: 月(01~12)
- mm
-
: 月(1~12)
- DD
-
: 日(01~31)
- dd
-
: 日(1~31)
- HH
-
: 時間(00~23)
- hh
-
: 時間(0~23)
- MI
-
: 分(00~59)
- mi
-
: 分(0~59)
- SS
-
: 秒(00~59)
- ss
-
: 秒(0~59)
- HH24
-
: 時間(00~23)
- hh24
-
: 時間(0~23)
- HH12
-
: 時間(01~12)
- hh12
-
: 時間(1~12)
- AM
-
: AMまたはPM
- Am
-
: AmまたはPm
- am
-
: amまたはpm
- A.M.
-
: A.M.またはP.M.
- a.m.
-
: a.m.またはp.m.
- MON
-
: 月の英語表記の省略形(すべて大文字)
- Mon
-
: 月の英語表記の省略形(先頭のみ大文字)
- mon
-
: 月の英語表記の省略形(すべて小文字)
- MONTH
-
: 月の英語表記(すべて大文字)
- Month
-
: 月の英語表記(先頭のみ大文字)
- month
-
: 月の英語表記(すべて小文字)
サンプル
日付の出力フォーマットのサンプルです。ダブルクリックすると、選択した値がフォーマットに設定されます。
-
YYYY/MM/DD HH:MI:SS
-
YYYY-MM-DD HH:MI:SS
-
EEYY年MM月DD日 HH時MI分SS秒
-
YYYY年MM月DD日
-
EEYY年MM月DD日
-
YYYY-MM-DD
-
MON DD YYYY
-
MONTH DD YYYY
-
MM.DD.YYYY HH12:MI:SS AM
空文字の扱い
入力データが空文字(0バイト)である場合の変換方法を指定します。
- 開始実行日付
-
: 空文字を開始実行日付に変換します。
- 空文字
-
: 空文字を、そのまま空文字に変換します。
-
データをDタイプで出力する場合は、この項目は指定できません。
-
データをDBに出力する場合で、出力設定画面の「入力データサイズが0バイトの場合の扱い」に“NULL”を指定しているときは、この項目の設定値にかかわらず空文字はそのまま空文字に変換されます。
数字文字列
符号出力
符号出力の有無を選択します。
- 負符号のみ付加
-
: 負の数に「-(マイナス)」を付加します。正の数には符号を付加しません。
- 付加しない(絶対値)
-
: 符号を付加せず、数値の絶対値を出力します。
- 正・負共に付加する
-
: 正の数に「+(プラス)」を、負の数に「-(マイナス)」を付加します。
有効小数部桁数
出力する小数部の桁数を指定するかどうかを選択します。
- 指定する
-
: 小数部桁数を指定します。“0”~”9”の数値で指定してください。指定した桁数を超えた分は「有効桁数調整方法」の設定に従って処理されます。
- 指定しない
-
: 小数部桁数を指定しません。小数部はすべて出力されます。
計算結果の小数部が9桁を超えた場合、超えた部分は切り捨てられます。
有効桁数調整方法
数値の小数部が出力フォーマットの「有効小数部桁数」を超える場合の丸め方を選択します。
- 四捨五入
-
: 四捨五入します。
- 切り上げ
-
: 切り上げます。
- 切り捨て
-
: 切り捨てます。
桁区切り文字
10,000,000のように、3桁ごとにカンマで区切るかどうかを選択します。
- 付与する
-
: 3桁ごとにカンマで区切って出力します。
- 付与しない
-
: カンマで区切らずに出力します。
- CSV出力時、「桁区切り文字」が“付与する”の場合はZタイプを文字データとして扱います。そのため、出力CSV情報(CSVID指定時)またはデータ加工情報の出力設定(CSVID省略時)に「囲み文字」の指定があった場合は、その囲み文字付きで出力されます。
- XML出力時、要素のtypeが数値データの場合「桁区切り文字」の設定は“付与しない”で設定され編集できません。
通貨文字
通貨単位を付加するかどうかを選択します。
- 指定しない
-
: 通貨単位を付加しません。
- \
-
: 通貨単位として「\」を付加します。
- $
-
: 通貨単位として「$」を付加します。
XML出力時、要素のtypeが数値データの場合「通貨文字」の設定は“指定しない”で設定され編集できません。
パディング方法
フォーマット後の文字列のサイズが出力フォーマットの「パディングサイズ」の設定より大きかった場合のパディング方法を選択します。
- 左詰
-
: 左詰めで出力します。
- 右詰+0でパディング
-
: 右詰で出力し、左側を「0」でパディングします。
- 右詰+SPでパディング
-
: 右詰で出力し、左側をスペースでパディングします。
パディングサイズ
出力サイズの最小値を指定します。フォーマット後の文字列が「パディングサイズ」より小さかった場合は、指定サイズまで「パディング方法」の設定に従ってパディングされます。フォーマット後の文字列のサイズのほうが大きい場合は、カットされずにすべて出力されます。
出力側の「形式」が“CSV”または“XML”の場合、または出力側の項目が”可変長”の場合に指定できます。
- 指定する
-
: パディングサイズを指定します。
- 指定しない
-
: パディングサイズを指定しません。
空文字の扱い
入力データが空文字(0バイト)である場合の変換方法を指定します。
- 0として扱う
-
: 空文字を0に変換します。
- 空文字
-
: 空文字をそのまま扱います。
-
データをZタイプで出力する場合は、この項目は指定できません。
-
データをDBに出力する場合で、出力設定画面の「入力データサイズが0の場合の扱い」に“NULL”を指定しているときは、この項目の設定値にかかわらず空文字はそのまま空文字に変換されます。
-
XML出力時、要素のtypeが数値データの場合「空文字の扱い」の設定は“0として扱う”で設定され編集できません。
文字列
出力方法
フォーマット後の文字列のサイズが出力フォーマットの「パディングサイズ」の設定より大きかった場合のパディング方法を選択します。
- 左詰
-
: 左詰めで出力します。
- 右詰
-
: 右詰めで出力します。
出力サイズを指定しない場合、左詰では前スペースが、右詰では後ろスペースがカットされます。

図2.1 前後スペースカットの例
出力サイズ
出力サイズを指定します。“1”~”99999”までの数値で指定します。
可変長項目の場合に指定できます。
固定長項目の場合は、マッピング情報設定画面の「項目情報(出力側)」の「バイト数」を指定した際、「出力サイズ」に反映されます。
- 指定しない
-
: サイズを指定しません。
- 指定する
-
: サイズを指定します。
-
「形式」が“CSV”または“XML”の場合に、出力設定で「文字データの後スペースの扱い」に”カットする”が指定されている場合でも、この設定が有効となります。
-
パディングはNタイプの場合は全角スペース、それ以外は半角スペースで処理します。
KEISコードの全角スペースは、出力設定の「KEIS全角スペース」の設定にかかわらず0xA1A1 を使用します。
-
出力先が可変長項目の場合、入力データの文字列のサイズと「出力サイズ」で指定したサイズにより、出力データのサイズが決まります。
入力データの文字列のサイズが「出力サイズ」より小さい場合は、指定サイズまでパディングされます。入力データの文字列のサイズの方が大きい場合は、「出力サイズ」に関係なくすべての文字列が出力されます。
-
出力先が固定長項目の場合、出力するデータが指定した出力サイズより大きいと、文字が切れる可能性があります。
図2.2 文字が切れる場合の例