変換履歴削除コマンド(utledlog コマンド)

履歴ファイルはデータベースファイルです。そのため、このコマンドを使用して履歴を削除します。パラメータを使用して削除範囲を詳細に指定できます。

utledlogコマンドを実行しても、履歴ファイルのサイズは小さくなりません。履歴ファイルのサイズを減らすには utledcomp コマンドを実行してください。

= 備考 =

DataMagic Desktopグレードでは、操作履歴は使用できません。

表1.19 コマンドの実行可否

グレード

DataMagicのユーザ種別

実行可否

DataMagic Server

スーパーユーザ

可能

一般ユーザ

不可

DataMagic Desktop

可能(*1)

*1

:

DataMagic Desktopグレードでは、操作履歴は使用できません。

コマンド

データ加工履歴を削除する場合

utledlog [-i log] {[-f YYYY/MM/DD [hh:mm:ss]] [-t YYYY/MM/DD [hh:mm:ss]]|
          -s seqno|-a|-b {n|lastweek|lastmonth|yesterday}}

操作履歴を削除する場合

utledlog -i ope {[-f YYYY/MM/DD [hh:mm:ss]] [-t YYYY/MM/DD [hh:mm:ss]]|
         -a|-b {n|lastweek|lastmonth|yesterday}}

パラメータ

-i log|ope

削除したい履歴(省略可)

省略すると、データ加工履歴が削除されます。

log

: データ加工履歴を削除します。

ope

: 操作履歴を削除します。

-f YYYY/MM/DD [hh:mm:ss]

削除したい履歴の開始日時(省略可)

省略すると、履歴の先頭から削除されます。

-t YYYY/MM/DD [hh:mm:ss]

削除したい履歴の終了日時(省略可)

省略すると、履歴の最後まで削除されます。

-s seqno

削除したい変換識別子(省略可)

-iパラメータに“log”を指定、または-iパラメータを省略した場合のみ指定できます。(データ加工履歴を削除する場合)

-a

すべての履歴を削除(省略可)

-b {n|lastweek|lastmonth|yesterday}

履歴の削除範囲(省略可)

現時点を基点とした相対的な指定ができます。

n

:n日前までの履歴を削除します。

“1”~“9999”の範囲で指定します。

lastweek

:先週までの履歴を削除します。(土曜日まで)

lastmonth

:先月までの履歴を削除します。

yesterday

:昨日までの履歴を削除します。

= 備考 =
  • Usageの日付部は、システム動作環境設定の「日付形式(datefmt)」で設定する形式で表示されます。

  • 日付を指定する場合には、システム動作環境設定の「日付形式(datefmt)」で選択している形式で指定してください。

  • パラメータで開始日時および、終了日時を指定する場合には、日付(YYYY/MM/DD)と時間(hh:mm:ss)の間に半角スペースが1つ必要です。また、指定する際には日付(YYYY/MM/DD)と時間(hh:mm:ss)を「"(ダブルクォーテーション)」で囲む必要があります。なお、日付のみ、または時間のみを指定する場合は不要です。

    (例) -f "2011/04/01 10:00:00"

  • パラメータの開始日時および終了日時は、時間だけを指定できます。日付を省略し時間だけを指定した場合は、コマンドを実行した日を日付として処理します。