変換履歴削除コマンド(utledlog コマンド)
履歴ファイルはデータベースファイルです。そのため、このコマンドを使用して履歴を削除します。パラメータを使用して削除範囲を詳細に指定できます。
utledlogコマンドを実行しても、履歴ファイルのサイズは小さくなりません。履歴ファイルのサイズを減らすには utledcomp コマンドを実行してください。
DataMagic Desktopグレードでは、操作履歴は使用できません。
グレード |
DataMagicのユーザ種別 |
実行可否 |
---|---|---|
DataMagic Server |
スーパーユーザ |
可能 |
一般ユーザ |
不可 |
|
DataMagic Desktop |
- |
可能(*1) |
*1 |
: |
DataMagic Desktopグレードでは、操作履歴は使用できません。 |
コマンド
- データ加工履歴を削除する場合
-
utledlog [-i log] {[-f YYYY/MM/DD [hh:mm:ss]] [-t YYYY/MM/DD [hh:mm:ss]]| -s seqno|-a|-b {n|lastweek|lastmonth|yesterday}}
- 操作履歴を削除する場合
-
utledlog -i ope {[-f YYYY/MM/DD [hh:mm:ss]] [-t YYYY/MM/DD [hh:mm:ss]]| -a|-b {n|lastweek|lastmonth|yesterday}}
パラメータ
-i log|ope
削除したい履歴(省略可)
省略すると、データ加工履歴が削除されます。
- log
-
: データ加工履歴を削除します。
- ope
-
: 操作履歴を削除します。
-f YYYY/MM/DD [hh:mm:ss]
削除したい履歴の開始日時(省略可)
省略すると、履歴の先頭から削除されます。
-t YYYY/MM/DD [hh:mm:ss]
削除したい履歴の終了日時(省略可)
省略すると、履歴の最後まで削除されます。
-s seqno
削除したい変換識別子(省略可)
-iパラメータに“log”を指定、または-iパラメータを省略した場合のみ指定できます。(データ加工履歴を削除する場合)
-a
すべての履歴を削除(省略可)
-b {n|lastweek|lastmonth|yesterday}
履歴の削除範囲(省略可)
現時点を基点とした相対的な指定ができます。
- n
-
:n日前までの履歴を削除します。
“1”~“9999”の範囲で指定します。
- lastweek
-
:先週までの履歴を削除します。(土曜日まで)
- lastmonth
-
:先月までの履歴を削除します。
- yesterday
-
:昨日までの履歴を削除します。
-
Usageの日付部は、システム動作環境設定の「日付形式(datefmt)」で設定する形式で表示されます。
-
日付を指定する場合には、システム動作環境設定の「日付形式(datefmt)」で選択している形式で指定してください。
-
パラメータで開始日時および、終了日時を指定する場合には、日付(YYYY/MM/DD)と時間(hh:mm:ss)の間に半角スペースが1つ必要です。また、指定する際には日付(YYYY/MM/DD)と時間(hh:mm:ss)を「"(ダブルクォーテーション)」で囲む必要があります。なお、日付のみ、または時間のみを指定する場合は不要です。
(例) -f "2011/04/01 10:00:00"
-
パラメータの開始日時および終了日時は、時間だけを指定できます。日付を省略し時間だけを指定した場合は、コマンドを実行した日を日付として処理します。