管理情報エクスポートコマンド(utledigen コマンド)
登録済みの管理情報のエクスポートファイルを生成します。
生成したエクスポートファイルの内容を修正し、管理情報インポートコマンド(utlediupdtコマンド)で登録し直せます。
グレード |
DataMagicのユーザ種別 |
管理情報の業務グループ設定 |
アクセス権限 |
実行可否 |
---|---|---|---|---|
DataMagic Server |
スーパーユーザ |
- |
- |
可能 |
一般ユーザ(*1) |
権限の指定を省略する(*2) |
- |
可能 |
|
権限を指定する |
参照、参照+更新 |
可能 |
||
上記以外 |
不可 |
|||
DataMagic Desktop |
- |
- |
- |
可能(*3) |
*1 |
: |
DataMagic Serverグレードの場合、一般ユーザは、ユーザ情報および業務グループ情報をエクスポートできません。 |
*2 |
: |
業務グループにユーザ権限を指定しないで、絞り込み条件として使用することを示します。 |
*3 |
: |
DataMagic Desktopグレードの場合、ユーザ情報および業務グループ情報に含まれるユーザ情報は存在しないため、エクスポートできません。 |
-
DB接続情報のパスワードは、「PASSWD_ENC,暗号化されたパスワード」の形で出力されます。utlediupdtでパスワードを変更しない場合は、この出力をそのまま指定してください。パスワードを変更する場合は、PASSWDタグを使用して新しいパスワードを平文で指定してください。
-
ユーザ情報のパスワードは、「PASSWD_ENC,暗号化されたパスワード」の形で出力されます。utlediupdtでパスワードを変更しない場合は、この出力をそのまま指定してください。パスワードを変更する場合は、PASSWDタグを使用して新しいパスワードを平文で指定してください。
-
DataMagic Serverグレードの場合、DataMagic 起動ユーザである「ユーザID」がUNIXの場合は"root"、Windowsの場合は"SYSTEM"のユーザ情報はエクスポートされません。
コマンド
- DataMagic Serverグレードの場合
-
utledigen -f filename [-i {ed [-R]|csv|fmt|mfmt|hfmt|xml|excel|db|dbc|pon|user|group}] [-d id[,id2,...]] [-g grpid] [-k {E|S|8}] [-x [-r]] [-m]
- DataMagic Desktopグレードの場合
-
utledigen -f filename [-i {ed [-R]|csv|fmt|mfmt|hfmt|xml|excel|db|dbc|pon|group}] [-d id[,id2,...]] [-g grpid] [-k {E|S|8}] [-x [-r]] [-m]
パラメータ
-f filename
出力先のエクスポートファイル名(省略不可)
-i {ed [-R]|csv|fmt|mfmt|hfmt|xml|excel|db|dbc|pon|user|group}
出力する管理情報(省略可)
省略すると、すべての管理情報が対象になります。
- ed
-
: データ加工情報
"-R"を付けると、関連するすべての管理情報もエクスポートできます。
- csv
-
: CSV情報
- fmt
-
: フォーマット情報
- mfmt
-
: マルチフォーマット情報
- hfmt
-
: 階層フォーマット情報
- xml
-
: XML情報
- excel
-
: Excel情報
- db
-
: DBテーブル情報
- dbc
-
: DB接続情報
- pon
-
: 共通コンポーネント情報
- user
-
: ユーザ情報
- group
-
: 業務グループ情報
-
DataMagic Serverグレードの場合は、"user"および"group"は一般ユーザでは指定できません。
-
DataMagic Desktopグレードの場合、"user"は指定できません。
-
-iオプションを省略してすべての管理情報を出力する場合は、次の順番で出力されます。
-
ユーザ情報(DataMagic Desktopグレードでは出力されません)
-
業務グループ情報
-
フォーマット情報
-
CSV情報
-
マルチフォーマット情報
-
XML情報
-
階層フォーマット情報
-
Excel情報
-
DB接続情報
-
DBテーブル情報
-
共通コンポーネント情報
-
データ加工情報
-
-R
関連する管理情報を一括でエクスポート(省略可)
オプション-iにed(データ加工情報)を設定する場合に、-Rオプションを指定すると、データ加工情報と、この情報に関連する管理情報(レイアウト情報、共通リソース情報)が一括でエクスポートされます。
-Rは次に示すように指定してください。
-
例1) -i ed -R
-
例2) -i ed -R -d データ加工ID
-d id[,id2,...]
出力する管理情報ID(省略可)
省略すると、すべてのIDが対象になります。
IDを「,(カンマ)」で区切って、管理情報を複数指定できます。複数指定の最大件数は100件です。
「*(アスタリスク)」を使って、前方一致や後方一致、任意の文字列を含むIDを指定できます。
「*(アスタリスク)」を使用する際は、idを「"(ダブルクォーテーション)」で囲んで指定してください。
例) -d "ab*"
-g grpid
出力する管理情報の業務グループID(省略可)
省略すると、すべての業務グループの管理情報が対象になります。
生成したい管理情報に"user"、または"group"を指定した場合は、業務グループを指定できません。
-k {E|S|8}
エクスポートファイルのコード(省略可)
省略すると、以下の値で処理します。
- Windowsの場合
-
: SHIFT-JIS
-
ただしWindowsの文字コード(システムロケール)がUTF-8の場合はUTF-8になります。
- UNIXの場合
-
: システム動作環境設定ファイル(huledenv.conf)の「自機種のコード(knjcode)」の値
-x
XML情報をエクスポートする際に、スキーマまたはDTD ファイルを別ファイルとして作成(省略可)
省略すると、スキーマまたはDTD はbase64 エンコーディングした形でエクスポートファイル内に取り込まれます。
-
省略して生成したエクスポートファイルは、Ver.6.6未満のHULFTデータ変換では使用できません。
-
省略して生成したエクスポートファイルのXML情報は、「コメント」と「ID」以外は編集できません。
-
-xは、生成したエクスポートファイルを編集したい場合やVer.6.6 未満のHULFT データ変換で使用したい場合、またはエクスポートファイルが非常に大きくなってしまう場合にのみ使用することをお勧めします。
-
指定すると複数のファイルが生成されますので、作業用のフォルダを作成して実行することをお勧めします。エクスポートファイルを管理情報インポートコマンドで登録する際には、生成されたすべてのファイルが必要になります。
-
省略時には、XMLの妥当性検証を行いません。
-r
XML情報をエクスポートする際に、XML インポートファイル名またはimport、includeのschemaLocationで指定されたファイル名がカレントにすでに存在する場合に、各ファイルを上書き(省略可)
-xを指定した場合にのみ指定可能です。
省略すると、上記ファイル名がすでに存在する場合にエラーとなります。
-m
指定したエクスポートファイルがすでに存在する場合に、管理情報を既存のエクスポートファイルに追加して書き込み(省略可)
省略すると、既存のエクスポートファイルに上書きします。