一般ユーザでDataMagic Serverを動作させる運用
DataMagic Serverグレードの場合に、一般ユーザがDataMagicサービス(Windows)または要求受付デーモン(UNIX)を動作させる手順について説明します。
DataMagic Desktopグレードの場合は、ここで説明する手順は不要です。
(1) DataMagicサービス(Windows)を一般ユーザとして動作させる場合
DataMagicサービスを一般ユーザとして動作させるためには、ユーザ情報に一般ユーザを登録する必要があります。DataMagicサービスの起動と停止は、OSのシステム管理者だけが実行できます。このため、ユーザ情報への登録に加えて、管理者ユーザで一般ユーザをサービスのログオンのアカウントに登録する必要があります。この手順はDataMagicのインストール後に1回のみ実施します。
1. 管理者ユーザがDataMagicサービスを起動する。
2. DataMagic ManagerからDataMagicに接続して、ユーザ情報に一般ユーザを登録する。
登録する際はOS認証として登録してください。
3. 管理者ユーザがDataMagicサービスを停止する。
4. 管理者ユーザがDataMagicサービスのプロパティを開き、ログオンのアカウント指定に一般ユーザを指定する。
5. 管理者ユーザがDataMagicサービスを起動する。
Windowsのタスクマネージャーを開いて、huledd.exeプロセスが一般ユーザで動作していることを確認してください。
DataMagicをインストールしたOSのユーザは、インストール時にDataMagicのユーザとして自動的に登録されます。このため、DataMagicをインストールしたユーザのアカウントでDataMagicサービスを起動する場合、1.~3.の手順は不要です。
(2) 要求受付デーモン(UNIX)を一般ユーザとして動作させる場合
要求受付デーモンを一般ユーザとして動作させるためには、ユーザ情報に一般ユーザを登録する必要があります。要求受付デーモンの起動と停止は、OSのシステム管理者だけが実行できます。このため、管理者ユーザでユーザ情報へ登録する必要があります。この手順はDataMagicのインストール後に1回のみ実施します。
1. rootユーザで要求受付デーモン(huledd)を起動する。
2. DataMagic ManagerからDataMagicに接続して、ユーザ情報に一般ユーザを登録する。
登録する際はOS認証として登録してください。
3. rootユーザが要求受付デーモンを停止する。
4. 一般ユーザが要求受付デーモンを起動する。
psコマンドを使って、huleddプロセスが一般ユーザで起動していることを確認してください。
DataMagicをインストールしたOSのユーザは、インストール時にDataMagicのユーザとして自動的に登録されます。このため、DataMagicをインストールしたユーザのアカウントで要求受付デーモンを起動する場合、1.~3.の手順は不要です。
要求受付デーモンを一般ユーザで起動した場合、DataMagic ManagerからOS認証のユーザでDataMagicにログインすることはできません。DataMagicを管理するユーザは「製品認証」、DataMagicを実行するユーザは「OS認証」で登録し、ユーザを使い分けてください。