テンポラリファイルの注意
データ加工が正常終了すると、テンポラリファイルは自動で削除されます。ただし、DataMagicの強制終了など、データ加工が正常に終了できなかった場合、テンポラリファイルが削除されないで残ることがあります。この場合、テンポラリファイルが生成されたフォルダからテンポラリファイルを削除してください。
また、データ加工の実行では、入力データサイズの5倍程度のテンポラリファイルの容量が必要です。この容量は、入力データの内容によって異なります。ご利用の環境で測定の上、必要な容量を見積もってください。
テンポラリファイルの作成パス、ファイル名を次に示します。
(1) マッチング
マッチング設定の「展開方法」に"ファイルに展開する"を指定すると、次に示す場所にテンポラリファイルが作成されます。
- 作成パス:
-
システム動作環境設定ファイル(huledenv.conf)の「ワークファイルディレクトリ名(work_dir)」で指定されたフォルダ
- ファイル名:
-
[uuid].match[%d].tmp
-
[uuid].match[%d].tmp-journal
-
([uuid]はユニークな識別文字列、[%d]はマッチング番号)
(2) ソート
入力設定でソートを設定すると、次に示す場所にテンポラリファイルが作成されます。
- 作成パス:
-
システム動作環境設定ファイル(huledenv.conf)の「ワークファイルディレクトリ名(work_dir)」で指定されたフォルダ
- ファイル名:
-
[uuid].sort.tmp
-
[uuid].sort_merge.tmp
-
([uuid]はユニークな識別文字列)
(3) マージ
入力設定でマージを設定すると、次に示す場所にテンポラリファイルが作成されます。
- 作成パス:
-
システム動作環境設定ファイル(huledenv.conf)の「ワークファイルディレクトリ名(work_dir)」で指定されたフォルダ
- ファイル名:
-
[uuid].merge.tmp
-
[uuid].sort_merge.tmp
-
[uuid].merge_merge.tmp
-
([uuid]はユニークな識別文字列)
(4) 仮想テーブル
仮想テーブルを設定すると、次に示す場所にテンポラリファイルが作成されます。
- 作成パス:
-
システム動作環境設定ファイル(huledenv.conf)の「ワークファイルディレクトリ名(work_dir)」で指定されたフォルダ
- ファイル名:
-
[uuid].vttable.tmp
-
[uuid].vttable.tmp-journal
-
([uuid]はユニークな識別文字列)
(5) 出力先指定(項目値利用)
出力設定の「出力先指定」で"項目値利用"を指定すると、次に示す場所にテンポラリファイルが作成されます。
- 作成パス:
-
ワークファイルパスの指定があった場合はその指定に従い、なかった場合はシステム動作環境設定ファイル(huledenv.conf)の「ワークファイルディレクトリ名(work_dir)」で指定されたフォルダ
- ファイル名:
-
[uuid].out[%d].tmp
-
([uuid]はユニークな識別文字列、[%d]はプロセス単位の連番。最大10 桁の数字)
(6) XMLファイルへの出力
出力形式がXMLで、かつXMLレコード単位に「任意」を指定すると、次に示す場所にテンポラリファイルが作成されます。
- 作成パス:
-
システム動作環境設定ファイル(huledenv.conf)の「ワークファイルディレクトリ名(work_dir)」で指定されたフォルダ
- ファイル名:
-
[uuid].xmlout
-
([uuid]はユニークな識別文字列)
(1)、(4)、(6)ではSQLiteを利用していることから、以下に示すフォルダにSQLiteのテンポラリファイルが生成されます。
テンポラリファイルは以下の順に検索しパスが存在した場合、そのパスに生成されます。
- Windows:
-
%TMP%
-
%TEMP%
-
カレントフォルダ
- UNIX/Linux:
-
/var/tmp
-
/usr/tmp
-
/tmp
-
カレントフォルダ