Windows/UNIX間で管理情報を移行する場合の注意

DataMagicはWindows版で設定した管理情報をUNIX/Linux版に移行できます。また、UNIX/Linux版で設定した管理情報をWindows版に移行できます。

ただし、環境差異およびOS制限などによりそのまま利用できない場合があります。留意点を次に示します。

(1) パス名

次に示すパス名は、管理情報の移行時に置き換える必要があります。

データ加工情報

入力ファイル、マッチングファイル、マージファイル、ユーザ出口プログラム、出力ファイル、外字変換テーブル格納パス、EBCDICユーザテーブル格納パス、仮想テーブルファイル、エラーファイル

Excel情報

管理Excelファイル、テンプレートファイル名

DB接続情報

DB名(製品種別がSQLite3の場合)

データ加工情報のパス名は、一括して置換できます。パス名を一括して置換する場合は、データ加工情報設定画面の[置換]ボタンで置換画面を開き、変更後のパス名を指定します。

Excel情報とDB接続情報に指定したパス名は、それぞれの情報設定画面で変更します。

(2) 出力先指定(項目値利用)

Windows版では、半角スペースや2バイト文字などファイル名として利用できますが、UNIX/Linux版では利用できません。そのため、出力ファイル名の指定で、「入力項目」や「固定文字列」などに半角スペースや2バイト文字を指定していた場合、UNIX/Linux版では異常終了します。

Windows版からUNIX/Linux版にデータを移行する場合は、半角スペースや2バイト文字を使用しないファイル名に変更するなどして、設定を見直してください。

(3) 自機種のコードが違うOS間の移行

データ加工情報などの管理情報の設定に2バイトコードが使用されている場合に、移行先の自機種のコードに変換できない文字コードが使用されていると、デフォルトコード(□ しろしかく)に変換されます。