データ加工情報
データ加工情報を設定します。
DataMagic管理画面のスタートページの[データ加工]からデータ加工情報一覧画面を開き、[新規作成]ボタンをクリックしてデータ加工情報設定画面を表示します。以下のとおりに設定し、保存します。
1. 「ID」に"cnv33"を入力します
2. 入力ファイル(C:\Examples\33\input\sampleIN33.csv)を設定します
オブジェクトパレットで入力するファイルの形式を選択し、入力エリアにドラッグ&ドロップします。アイコンをダブルクリックして、入力設定画面を表示します。
以下のとおりに設定します。

画面8.298 入力設定画面
3. 出力ファイル(C:\Examples\33\output\sampleOUT33.dat)を設定します
オブジェクトパレットで出力するファイルの形式を選択し、出力エリアにドラッグ&ドロップします。アイコンをダブルクリックして、出力設定画面を表示します。
以下のとおりに設定します。

画面8.299 出力設定画面
4. 変数を設定します
レコードごとの発注元IDを保持して、抽出条件と比較するための変数を用意します。
データ加工情報設定画面の[変数]ボタンをダブルクリックすると変数設定画面が表示されます。各項目を以下のとおりに設定して保存してください。
変数名 |
変数タイプ |
初期値 |
---|---|---|
発注元ID |
文字列 |
NONE |
5. 抽出条件を設定します
以下の処理を実行する抽出条件を用意します。
- 抽出条件1
-
1つ目のレコードの発注元グループの値を、ヘッダとして出力します。
- 抽出条件2
-
抽出条件4で変数「発注元ID」に格納された前レコードの発注元IDと、処理中のレコードの発注元IDの値を比較します。2つの値が異なる場合に、フッタを出力します。なお、処理中のレコードが1つ目のレコードの場合は、フッタを出力しません。
- 抽出条件3
-
抽出条件4で変数「発注元ID」に格納された前レコードの発注元IDと、処理中のレコードの発注元IDの値を比較します。2つの値が異なる場合、処理中レコードの発注元IDの値をヘッダとして出力します。なお、処理中のレコードが1つ目のレコードの場合は、何も出力しません。
- 抽出条件4
-
処理中のレコードの発注元IDを変数「発注元ID」に格納します。
処理中のレコードの商品ID、商品名、数量、および単価を出力します。また、発注元ごとの商品の売り上げを「合計」として出力します。
- 後処理1
-
最終発注元グループのフッタを出力します。
これらの抽出条件を用意するために必要な設定を次に示します。
1) 条件の作成
条件を作成します。抽出条件設定画面および後処理設定画面で、以下のとおりに設定してください。
抽出条件名 |
比較元 |
比較先 |
演算子 |
抽出条件 |
|||
---|---|---|---|---|---|---|---|
抽出条件1 |
レコード |
入力レコード数 |
|
固定値(数値) |
1 |
== |
1 |
抽出条件2 |
レコード |
入力レコード数 |
|
固定値(数値) |
1 |
!= |
1 AND 2 |
入力項目 |
項目No. |
1 |
変数 |
発注元ID |
!= |
||
抽出条件3 |
レコード |
入力レコード数 |
|
固定値(数値) |
1 |
!= |
1 AND 2 |
入力項目 |
項目No. |
1 |
変数 |
発注元ID |
!= |
||
抽出条件4 |
レコード |
入力レコード数 |
|
固定値(数値) |
1 |
>= |
1 |
後処理名 |
比較元 |
比較先 |
演算子 |
抽出条件 |
|||
---|---|---|---|---|---|---|---|
後処理1 |
|
|
|
|
|
|
|
2) マッピング情報の設定
条件アイコンを選択し、右側のファイルアイコンにドラッグ&ドロップして関係線を引きます。

画面8.300 マッピングの設定
①~⑥の関係線をそれぞれダブルクリックして、マッピング情報設定画面を表示します。マッピング情報設定画面での設定内容を以下に示します。
①抽出条件1から出力ファイルへの関係線
出力形式を設定します。出力側の出力情報を以下のとおりに設定してください。

画面8.301 マッピング情報設定画面(関係線①)
出力側の項目 |
出力情報 |
|
---|---|---|
項目種 |
値 |
|
HEAD |
固定値(固定文字列) |
HEAD |
②抽出条件2から出力ファイルへの関係線
出力形式を設定します。出力側の出力情報を以下のとおりに設定してください。

画面8.302 マッピング情報設定画面(関係線②)
出力側の項目 |
出力情報 |
|
---|---|---|
項目種 |
値 |
|
TAIL |
固定値(固定文字列) |
TAIL |
③抽出条件3から出力ファイルへの関係線
出力形式を設定します。出力側の出力情報を以下のとおりに設定してください。

画面8.303 マッピング情報設定画面(関係線③)
出力側の項目 |
出力情報 |
|
---|---|---|
項目種 |
値 |
|
HEAD |
固定値(固定文字列) |
HEAD |
④抽出条件4から変数への関係線
変数の値を以下のとおりに設定します。

画面8.304 マッピング情報設定画面(関係線④)
⑤抽出条件4から出力ファイルへの関係線
出力形式を設定します。出力側の出力情報を以下のとおりに設定してください。

画面8.305 マッピング情報設定画面(関係線⑤)
出力側の項目 |
出力情報 |
|
---|---|---|
項目種 |
値 |
|
DATA |
固定値(固定文字列) |
DATA |
合計 |
数値演算 |
$INAME(数量)*$INAME(単価) |
数値演算式については、「DataMagic リファレンスマニュアル」を参照してください。
⑥後処理1から出力ファイルへの関係線
変換で最後に実施する処理を設定します。出力側の項目を以下のとおりに設定してください。

画面8.306 マッピング情報設定画面(関係線⑥)
出力側の項目 |
出力情報 |
|
---|---|---|
項目種 |
値 |
|
TAIL |
固定値(固定文字列) |
TAIL |