Excelデータの入出力
ここでは、Excelデータの入出力に関する留意点を説明します。
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データサイズの大きいExcelデータを使用しないでください。大量のメモリを消費し、エラーになるおそれがあります。なお、データサイズの大きいExcelデータとは、次のようなデータが該当します。
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列数が多い
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行数が多い
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1セル内のデータが大きい
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同一ファイルを入出力対象として指定しないでください。入出力で違うファイルが指定されているか確認してください。
(1) 入出力できるデータ形式
Excelのセルの値に対して、次のデータ形式で入出力できます。
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日付
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文字列
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数値

図4.91 Excelファイルへ入出力できるデータの形式
(2) データ形式が日付のセルの読み書き
日付形式としてデータを読み取る場合、Excel上での表示形式にかかわらず、「YYYY/MM/DD HH:MI:SS」形式で読み取られます。例えば、Excel上で「2013/1/22 10:47」と表示されている日付形式のセルの値を読み込んだ場合、出力先のCSVファイルでは、「2013/01/22 10:47:00」と表示されます。
また、日付形式のデータを書き込む場合、入力元のデータで次の形式の値を日付タイプのデータとして出力できます。
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YYYY/MM/DD
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HH:MI:SS
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YYYY/MM/DD HH:MI:SS
(3) バージョンが異なるExcelデータの運用
Excelの仕様は、バージョンによって一部異なります。例えば、使用する拡張子によって、関数などの機能に差異があります。バージョンの違いによるExcelの仕様差異を十分考慮して運用してください。
DataMagicで扱うExcelファイルを次に示します。
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入力ファイル、マッチングファイル、仮想テーブルは、Excel 97-2003形式(.xls)およびExcel 2007以降の形式(.xlsxまたは.xlsm)を使用できます。
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管理Excelファイルおよびテンプレートファイルは、Excel 2007以降の形式(.xlsxまたは.xlsm)を使用してください。
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出力ファイルは、Excel 2007以降の形式(.xlsxまたは.xlsm)で出力できます。
(4) 複数シートの入出力
複数シートに対して入出力する場合の留意点を次に示します。
a) シートのフォーマット
複数シートに対して入出力する場合、対象のシートは同じフォーマットにしてください。ブックファイル内で同一フォーマットのシートとなるように、Excelのデータ形式を設計してください。
b) 複数シートに分けて出力する場合
複数シートに分けて出力する場合、項目名をシート名に指定して出力できます。この場合、Excel情報詳細画面で対象シートに「項目名使用」を選択します。
データ加工情報のマッピング画面の先頭に「Sheet」という項目が表示されます。この項目は、Excel情報での設定は不要です。