桁合わせ
入力の桁数(文字列データはデータサイズ)よりも出力の桁数の方が大きい場合、数値データや文字列データの桁合わせを行います。出力タイプがIタイプの場合、入力データはすべて文字列データとして扱います。
桁合わせの処理方法は以下のとおりです。
(1) 数値データの場合
指定された桁数に達するまで前ゼロが付加されます。

図4.118 数値データの桁合わせ1
ただし、Zタイプへの出力時は後ろに半角スペースが付加されます。

図4.119 数値データの桁合わせ2
(2) 文字列データの場合
指定されたデータサイズに達するまで後ろにスペースが付加されます。
M、X、Dタイプへの出力時は半角スペースが付加されます。

図4.120 文字列データの桁合わせ1
Nタイプへの出力時は全角スペースが付加されます。

図4.121 文字列データの桁合わせ2
不足分に全角スペースを詰めて桁あふれした場合、データ加工エラーとなります。
(3) Iタイプの場合
指定されたデータサイズに達するまで後ろにNULL文字(0x00)が付加されます。
(4) JISコード変換の場合(MまたはDタイプへの出力時)
MまたはDタイプへ出力する場合、入力データの末端にある文字がASCII以外の文字コードで、桁合わせのサイズが4桁以上のときは、最初の3バイトにASCIIの制御文字が付加されます。4バイト目以降には、指定されたデータサイズに達するまで、半角スペースが付加されます。

図4.122 JISコード変換の場合(MまたはDタイプへの出力時)1
入力データの末端にある文字がASCII以外の文字コードで、桁合わせのサイズが4桁未満のときは、指定されたデータサイズに達するまで、後ろに半角スペースが付加されます。

図4.123 JISコード変換の場合(MまたはDタイプへの出力時)2
なお、入力データの末端にある文字がASCIIの場合は、桁合わせのサイズに関係なく、すべて半角スペースが付加されます。