仮想テーブルの設定
仮想テーブルとは、レコードを仮想テーブルファイルとしてDataMagicに取り込み、データ作成したテーブルです。
仮想テーブルとしてデータを格納することで、SQLの機能を活用した柔軟で効率が良いデータの取得が可能になります。
= 備考 =
DataMagicでは、仮想テーブルの作成にSQLite3を使用します。SQLite3は、MySQLやPostgreSQLと同じデータベース管理システムですが、サーバとしてではなくアプリケーションに組み込んで利用される軽量のデータベースです。
注意
仮想テーブルで複数のレコードが取得された場合、DataMagicでは先頭のレコードのみを取得します。
SQLite3の仕様により、SELECT文で取得されるレコードの並び順は保証されないため、データ加工結果が実行ごとに異なる可能性があります。
複数のレコードが取得される可能性がある場合は、WHERE句やORDER BY句などを使用して任意のレコードが取得できるようにしてください。

図3.7 仮想テーブルを使用した変換
ここでは、仮想テーブルの設定について説明をします。
仮想テーブルに設定させたいファイルがある場合は、仮想テーブルに関する情報を仮想テーブル設定画面で、仮想テーブルのクエリ値を出力情報追加画面で設定します。
仮想テーブル設定画面は、データ加工情報設定画面上で仮想テーブルアイコンをダブルクリックすると表示されます。また、出力情報設定画面は、マッピング情報設定画面の出力情報で[追加]ボタンをクリックすると表示されます。

画面3.7 仮想テーブル設定画面