出力フォーマットの設定

DataMagicでは、マッピング情報の出力フォーマットを指定して変換できます。

指定可能なフォーマットについて例を使用して説明します。フォーマットは、マッピング情報設定画面の「出力フォーマット」の「形式」で選択します。設定内容により、出力データに制限があります。出力フォーマットの詳細については、「DataMagic リファレンスマニュアル」を参照してください。

(1) 日付フォーマット

日付フォーマットの例を説明します。

入力データが日付でなかった場合は、変換エラーになります。

表3.6 日付フォーマットの使用例

入力データ

マッピング情報(出力フォーマット)

出力データ

フォーマット

20071001

YYYY/MM/DD HH:MI:SS

2007/10/01 00:00:00

EEYY年mm月dd日

平成19年10月1日

EYY.MM.DD

H19.10.01

MM/DD

10/01

(2) 数字文字列フォーマット

数字文字列フォーマットの設定による出力データの違いを、例を使用して説明します。

表3.7 数字文字列フォーマットの使用例(1)(符号出力)

入力データ

マッピング情報(出力フォーマット)

出力データ

符号出力

-1234

負符号のみ付加

-1234

付加しない(絶対値)

1234

正・負ともに付加する

-1234

1234

負符号のみ付加

1234

付加しない(絶対値)

1234

正・負ともに付加する

+1234

表3.8 数字文字列フォーマットの使用例(2)(有効小数部桁数と有効桁数調整方法)

入力データ

マッピング情報(出力フォーマット)

出力データ

有効小数部桁数

有効桁数調整方法

56.789

指定しない

56.789

2

四捨五入

56.79

切り上げ

56.79

切り捨て

56.78

表3.9 数字文字列フォーマットの使用例(3)(桁区切り文字)

入力データ

マッピング情報(出力フォーマット)

出力データ

桁区切り文字

123456789

付与する

123,456,789

付与しない

123456789

表3.10 数字文字列フォーマットの使用例(4)(パディング方法とパディングサイズ)

入力データ

マッピング情報(出力フォーマット)

出力データ(*1)

パディングサイズ

パディング方法

5678

指定しない

5678

8

左詰

5678△△△△

右詰+0でパディング

00005678

右詰+SPでパディング

△△△△5678

3

左詰

5678

右詰+0でパディング

右詰+SPでパディング

*1

:

△は半角スペースを表します。

(3) 文字列フォーマット

文字列フォーマットの例を説明します。

表3.11 文字列フォーマットの使用例

入力データ(*1)

固定長/可変長(*2)

マッピング情報(出力フォーマット)

出力データ(*1)

出力方法

出力サイズ(*4)

あいうえお

固定長

右詰

5

△えお

ABCDE

3

CDE

ABCDE

可変長(*3)

10

△△△△△ABCDE

ABCDE

3

ABCDE

ABCDE△

10

△△△△△ABCDE

あいうえお

固定長

左詰

5

あい△

ABCDE

3

ABC

ABCDE

可変長(*3)

10

ABCDE△△△△△

ABCDE

3

ABCDE

△ABCDE

10

ABCDE△△△△△

*1

:

△は半角スペースを表します。

*2

:

出力側データのレイアウト情報で指定します。

*3

:

「形式」が“フォーマット”、“マルチフォーマット”または“階層フォーマット”の場合、“可変長”は“可変長(デリミタ指定)”または“可変長(項目名指定)”となります。

*4

:

“可変長”の場合、「出力サイズ」に入力できます。

“固定長”の場合、「出力サイズ」には出力側データのレイアウト情報で指定したサイズが表示されます。マッピング情報の「項目情報(出力側)」の「バイト数」を入力した場合、その値が表示されます。