マッチングファイルのキー設定

マッチングファイルにキーが複数あった場合の処理や、キーがなかった場合の処理を設定します。設定できる項目の詳細については、「DataMagic リファレンスマニュアル」を参照してください。

マッチングの種類には、複数レコードマッチングや複数ファイルマッチングなどがあります。ここではそれらの処理内容について説明します。

(1) 複数レコードマッチング

入力ファイルの1レコードに対して、マッチングファイルの複数レコードがマッチする場合、複数レコード分を追加して出力します。これを複数レコードマッチングといいます。出力レコードはマッチした順番で作成されます。

複数レコードマッチングを行うには、マッチング設定画面のキー設定タブで「キーが複数あった場合」の設定項目に"エラーにしない"を指定する必要があります。これにより、ヒットしたレコード数は入力ファイル以上のレコード数になります。マッチング設定画面の詳細については「DataMagic リファレンスマニュアル」を参照してください。

図3.3 複数レコードマッチングの例

(2) 複数ファイルマッチング

入力ファイルに対して、複数ファイルとマッチングすることを複数ファイルマッチングといいます。

下図の例は、マッチング番号1が「商品マスタ」、マッチング番号2が「商品色マスタ」です。これらの番号を逆に設定した場合、出力レコードは1行目→3行目→2行目→4行目の順に生成されます。マッチング優先度の詳細については、オンラインヘルプを参照してください。

図3.4 複数ファイルマッチングの例

(3) マッチングでヒットしない場合

入力ファイルのレコードにマッチするデータがマッチングファイルになかった場合、空レコードに任意のデフォルト値を入力できます。

この設定を行うには、マッチング設定画面のキー設定タブで「キーがなかった場合」の設定項目を"エラーにしない"に指定し、デフォルト値を設定します。デフォルト値を設定しておくと、空レコードがあった場合にその値が反映されます。デフォルト値を設定していない場合は、項目タイプごとのデフォルト値が反映されます。デフォルト値の詳細については「DataMagic リファレンスマニュアル」を参照してください。

図3.5 マッチングするレコードがない場合の例