出力ファイルの外字テーブルの設定
(1) 外字変換
出力ファイルの外字を設定します。
同一漢字コード種間で変換を行う場合でも、外字変換ができます。ただし、外字テーブルに登録されていないコードは無変換でそのまま出力され、デフォルトコードへの変換やエラーにはできません。
また、「漢字コード種」が"UTF-16"で入力設定と出力設定の「Unicodeバイトオーダ」が異なる場合、バイトオーダの変換が行われます。
(2) 文字データの桁あふれ時の処理
同一漢字コード種間で変換を行う場合、Mタイプへの変換時に桁あふれが発生した場合の処理が異なる漢字コード種間で変換を行う場合(「桁あふれ」参照)と異なります。2バイトコードが途中でカットされるような変換の場合、その2バイトコードは終わりの1バイト分だけカットされ、はじめの1バイトだけが不正なデータとして出力されます。
また、入出力漢字コード種がEBCDIC系漢字コード種の場合には、開始のシフトコードのみが出力され、終了のシフトコードが出力されない場合があります。
= 備考 =
出力ファイルの外字テーブルの設定は、DataMagic Serverグレードの場合にだけ指定できます。
DataMagic Desktopグレードの場合は、出力ファイルの外字テーブルは設定できません。

図3.15 Mタイプへの変換時の処理1(同一漢字コード種)

図3.16 Mタイプへの変換時の処理2(同一漢字コード種)
注意
漢字コード変換を同時に行う場合は、動作が異なります。詳細については「桁あふれ」を参照してください。