追加機能
HULFT-DataMagic Ver.1の製品で追加された機能の一覧です。
アイコンについて
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追加機能は、対象となるバージョン以降で利用できます。たとえば以下のようなアイコンが指定されている機能は、HULFT-DataMagic Ver.1.0.0以降で利用できます。
Magic
1.0.0
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以下のようなアイコンが指定されている機能は、HULFT データ変換Standard Ver.6.6.0以降で利用できます。
Std
6.6.0
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以下のようなアイコンが指定されている機能は、HULFT データ変換Pro Ver.6.5.0以降でのみ利用できます。
Pro
6.5.0
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複数のアイコンが指定されている機能は、それぞれの製品で使用できる機能です。
Std
6.5.0
Pro
6.5.0
(1) XML変換
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入力ファイル、出力ファイルのフォーマットとしてXMLを選択できます。XMLを管理するためのXML情報には、DTDおよびXML Schemaをインポートして使用できます。
(2) コード変換
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データ加工と同時にコード変換を行えます。対応コードは、SHIFT-JIS、EUC、JEF、IBM漢字、KEIS、NEC漢字、UTF-16(Big、Little)です。外字テーブル、EBCDICユーザテーブルにも対応しています。本機能はHULFT データ変換Proのみの機能です。
(3) ファイルの動的指定機能
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従来のHULFT データ変換では使用ファイルは常にパラメータファイルに記述されている固定のファイル名のみでしたが、utled実行時のパラメータで動的に指定できるようになりました。入力ファイル、出力ファイル、結果ファイル、エラーファイルを動的に指定できます。
(4) 日付および時刻の出力
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出力項目として、固定値に特定の書式で記述することにより、現在の日付および時刻を出力できます。
(5) 変数のパラメータ指定
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utled実行時のパラメータで動的に指定した文字列や数値を、データ加工時の抽出条件や出力項目に使用できます。動的文字列、動的数値ともに最大20個まで指定できます。
(6) ユーザ出口
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ユーザ出口ルーチンを使用できるようになりました。特定の出力項目にユーザ出口を指定することで、項目単位でユーザ独自の変換が行えます。
(7) 標準入出力の使用
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入力ファイルとして標準入力を、出力ファイルとして標準出力を指定できます。
(8) 数値→文字変換・文字→数値変換
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数値タイプから文字タイプへの変換、および文字タイプから数値タイプへの変換が可能になりました。
(9) 項目の結合および分割
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出力項目として、特定の固定値や入力項目値を結合した値を出力できます。また、入力項目の一部のみを分割した出力もできます。
(10) レコード番号指定
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抽出条件の比較対象値に「現在処理中のレコード番号」を指定できます。これにより、特定レコード以降のデータだけを出力したりできます。
(11) CSV項目数チェック
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CSV情報が追加されました。これにより、CSV項目を「項目名」で管理できます。また、CSVデータの項目数をカウントし、CSV情報と異なる場合にエラーにできます。
(12) GUIによる設定ファイルの更新
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パラメータファイルおよび環境ファイルを画面から更新できます。これにより項目間のマッピングをビジュアルに設定できます。GUIのクライアントにはHULFT Managerを使用します。
(13) 漢字コード種
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コード変換で使用する文字コードにUTF-8が追加されました。また、自機種の漢字コード種にもUTF-8を指定できます。
本機能はHULFT データ変換Proのみの機能です。
(14) カナ文字の半角全角変換
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Mタイプ同士のコード変換で、半角カナを全角カナへ、または全角カナから半角カナへの変換が可能になりました。このとき、EBCDIC系コードは半角全角に応じて、シフトコードが適切に付加あるいは削除されます。
本機能はHULFT データ変換Proのみの機能です。
(15) 可変長レコード
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固定フォーマット形式に、可変長の項目が選択できるようになりました。区切り文字による指定(可変長のデリミタ指定)と、データ長を他の項目に格納(可変長の項目参照)のどちらかを選択できます。
(16) データ形式
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テキスト形式が追加されました。「改行コード」の指定も可能です。
(17) 変換履歴
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データ加工の結果を変換履歴に保存できるようにしました。変換履歴は、コマンドを使用しての参照や削除ができます。また、データ加工接続画面からも変換履歴を参照、削除できるようになりました。
(18) システム管理コマンド
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システム管理コマンドが追加されました。システム管理コマンドを使用して、データ形式情報の登録や削除ができます。大量のデータ形式情報を登録するときなどに便利です。
(19) データ加工実行
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データ変換接続画面から、データ加工を実行できるようになりました。入力データのレコード数を指定して実行できるので、先頭から任意の複数レコードを選択して実行し、パラメータファイルの設定が妥当かどうかを確認できるようになりました。
(20) 入出力ファイルのプレビュー
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データ変換接続画面から、入出力ファイルをプレビューできるようになりました。入力ファイルとして用意したフォーマットデータが妥当かどうか、また、出力ファイルの結果が想定どおりかどうか確認できるようになりました。
(21) データ形式情報・変換履歴情報ファイル圧縮コマンド
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データ形式情報、変換履歴情報の不要レコードを削除するコマンドが追加されました。
(22) DTDおよびXML Schemaの取り込み
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データ形式情報エクスポートファイル生成コマンドでXML情報をエクスポートする際に、DTDおよびXML Schemaをbase64エンコードした形でエクスポートファイル内に取り込めるようになりました。登録に必要な情報が1つのファイルにまとまっているので、管理が容易になります。
(23) プレビュー画面の整形表示
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入出力ファイルのプレビュー画面で、データ形式に応じた整形表示が可能になりました。
- 固定フォーマット形式、マルチフォーマット形式、CSV形式、TXT形式
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5000行ずつ表示します。5000行を超えるファイルでは、[↑]ボタン、[↓]ボタンでページを切り替えて表示します。
- XML形式
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インデントの有無を指定できます。
インデント表示する場合は、さらにインデント数を"2"、"4"、"8"から選択できます。
(24) Windows Vistaで追加された文字への対応
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Windows VistaのJIS2004規格に対応し、新規に追加されたJIS第3水準および第4水準の文字のうち、SHIFT-JIS、UTF-8で用意されている2267文字を外字登録の雛形ファイルとして提供しました。
JIS第3水準および第4水準のすべて文字が雛形ファイルで提供されているわけではありません。
(25) 階層フォーマット変換
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階層構造や繰り返しを含むデータ構造の変換に対応しました。親子関係にある複数のレコードを、1つのグループとしてマッピングできます。
データヘッダ、データフッタを持つようなデータを効率よく扱えます。
(26) 出力XMLの任意の繰り返し指定
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出力XMLファイルで任意の位置で繰り返しの設定ができます。これにより、4階層以上の位置へ設定や、繰り返されるタグ内にさらに繰り返されるタグが存在するようなXMLファイルの出力が可能です。
(27) DB連携機能
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データベース上のデータを直接扱えるようになりました。対応するデータベースはHULFT-DataMagic for UNIX/Linuxでは"Oracle"、"DB2"、"SQLite3"の3種、HULFT-DataMagic for Windowsでは"Oracle"、"DB2"、"SQL Server"、"SQLite3"の4種になります。
(28) Dタイプ(日付型)の追加
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入出力の項目タイプに日付型が追加されました。西暦と和暦の変換や日付演算などが可能です。
(29) Zタイプ(数字文字列型)の追加
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入出力の項目タイプに数字文字列型が追加され、サイズ制限のない数字文字列を入出力できます。
またZタイプは後述する出力フォーマットを指定可能なので、特定なフォーマットの数字として出力できます。
(30) 出力フォーマット指定の追加
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日付型、数字文字列型を出力する際に、フォーマットを指定できます。
数字文字列型では符号の有無、有効桁数、丸め方(四捨五入、切り上げ、切り捨て)、3桁ごとに「,(カンマ)」で区切るかどうかなどを指定できます。
(31) 変換エラーチェックの追加
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"数値エリアが桁あふれした場合"、"文字エリアがオーバーフローした場合"、"NtypeにASCIIがあった場合"に加えて、以下の3つを追加します。
- フォーマットの文字データ中にNULLがある場合
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入力データ中にNULL文字が含まれた場合にエラーとします。
- DBのコード種が違う場合
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接続先のデータベースと、入力ファイル設定または出力ファイル設定のコード種が異なる場合にエラーとします。
- 入力データのシフトコード内が奇数バイト
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入力データのシフトコード内で残りデータが奇数バイトだった場合エラーとします。
(32) エラーファイルのフォーマット指定
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変換エラーが発生したときにエラーファイルに出力されるメッセージのフォーマットを指定可能です。変換エラーの監視などに利用すると便利です。
(33) シスログまたはイベントログへの出力
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変換エラーが発生したときに、エラーメッセージをシスログ(UNIX/Linuxの場合)またはイベントログ(Windowsの場合)にも出力するかどうかの選択が可能になりました。
ログタイプは変換エラー時=Error、正常時=Informationで出力されます。
(34) Oracle TNS接続機能
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ローカル・ネーミング・パラメータ(tnsnames.ora)内に記述されているネット・サービス名を使用したOracleへの接続が可能になりました。
(35) マッチング機能
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入力ファイルとキー値で関連する複数のファイルまたはDBテーブルを入力データとして処理できます。指定できるマッチングファイルのファイル形式は固定フォーマット形式、CSV形式、DBテーブル形式です。
(36) 関数機能
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出力項目に対し、以下の機能を提供する関数を新規に追加しました。関数を設定することにより、変換実行時にそれぞれの処理を実行できます。
- REPLACE_REG
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: 正規表現を利用した文字列置換関数
- REPLACE_DB
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: DBテーブル項目参照による置換関数
- SUBSTR
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: 文字列切り出し関数
- SEQNO
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: シーケンシャル番号出力関数
(37) 入力データソート機能
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入力ファイルのデータを特定項目でソートし、変換処理を実行できます。指定可能なファイル形式は固定フォーマット形式、CSV形式です。
(38) 全角半角変換の拡張
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全角半角変換の対象に、英数字と記号が追加されました。複数のデータタイプに対応し、ファイルまたは項目単位で適用範囲を指定できます。
(39) JISコード対応
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コード変換で、JISコードを扱えるようになりました。
(40) 変数機能
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入力レコードの内容を「変数」と呼ぶ領域に一時的に格納し、データ加工処理に利用できるようになりました。変数を利用することで、レコード特定項目ごとの演算(最大、最少、合計、平均など)や、レコードをまたがる項目同士の条件比較が行えます。
(41) BEGIN・END条件の追加
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入力レコード読み込みの前後に行う処理を、抽出条件に設定できるようになりました。
入力レコード読み込み前に処理を設定する場合は、BEGIN条件を設定します。入力レコード処理終了後に処理を設定する場合は、END条件をAND条件設定(END条件)画面で設定します。
(42) パス名置換機能
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実行環境のディレクトリ構造や環境移行が発生した際に、パラメータファイル内の各パス名を一括で置換できるようになりました。
(43) 出力ファイル名の指定機能
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出力ファイル名に任意の文字列や日時、連番などを付けて出力できるようになりました。日時や入力項目などファイルの出力時に動的に変化する値をファイル名に指定することで、ファイルの分類、比較が容易になります。
(44) 出力ファイルの切り替え機能
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指定した出力レコード数や入力項目、変数が変更になるごとに、出力ファイルを切り替えられるようになりました。
(45) Windows複数環境構築機能
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システムに複数のHULFT-DataMagicをインストールできるようになりました。それぞれのHULFT-DataMagicは、独立した環境で動作するため、業務ごとに異なるHULFT-DataMagicを利用できます。
(46) 文字列出力フォーマットの指定
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文字タイプに、右詰めまたは左詰めを設定できるようになりました。
(47) 仮想テーブルクエリ機能
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固定フォーマット、CSV、DBテーブル形式の内容を一時的に「仮想テーブル」と呼ぶ領域にデータベースのテーブルとして格納し、データ加工処理に利用できるようになりました。仮想テーブルを利用することで、固定フォーマットやCSVのファイル形式に対しSQL 文を活用したデータ編集、演算( 最大、最小、合計、平均など)や、JOIN処理を行えます。