追加機能
HULFT-DataMagic Ver.2の製品で追加された機能の一覧です。
アイコンについて
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追加機能は、対象となるバージョン以降で利用できます。たとえば以下のようなアイコンが指定されている機能は、HULFT-DataMagic Ver.2.0.0以降で利用できます。
Magic
2.0.0
(1) マージ機能
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縦方向のマージができるようになりました。また、マージしたファイルに対して、特定項目の重複行の削除、ソートを行えます。指定可能な入力ファイル形式はフォーマット形式、CSV形式です。
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CSV形式のファイルのタイトル行のスキップおよび出力が可能になりました。
- CSVタイトル行スキップ
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入力設定画面、マッチング設定画面、および仮想テーブル設定画面の「ヘッダレコード設定」で指定した行数分のレコードをタイトル行として扱い、データ加工の際、処理対象外とします。
- CSVタイトル行出力
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出力設定画面の「タイトル行を出力する」を有効にすると、出力ファイルの1 行目にCSV情報詳細画面で登録した項目名を出力できます。
(3) DB(PostgreSQL)連携機能
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連携するデータベースにPostgreSQLが追加されました。これにより対応するデータベースは以下のとおりです。
- HULFT-DataMagic for UNIX/Linux
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Oracle、DB2、SQLite3、PostgreSQL
- HULFT-DataMagic for Windows
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Oracle、DB2、SQL Server、SQLite3、PostgreSQL
PostgreSQL以外のデータベースについては、HULFT-DataMagic Ver.1.0.0以降から使用できます。
(4) HULFT-DataMagic Connectからの接続
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HULFT-DataMagic for Windowsにおいて、HULFT-DataMagic Connectから接続できるようになりました。これによりHULFT-DataMagic for Windowsでも複数人開発が可能になります。
(5) トレースログ出力機能
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HULFT-DataMagicの開始または終了、処理の開始または終了、処理内容、およびエラー内容をトレースログに出力できるようになりました。これにより、処理結果のみでなく、処理内容の記録を残せるようになります。
(6) ユーザ管理機能
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- 業務グループによる権限制御
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業務グループを用いて、アダプタ情報、データ加工情報、履歴へのアクセス権限、およびデータ加工の実行権限について制限するようになりました。権限は、業務グループに属するユーザ単位で設定できます。
- 操作履歴
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ユーザが行った操作が操作履歴に出力されるようになりました。これにより、「いつ」「誰が」「どこで」「何をしたか」を管理できます。
(7) XMLの拡張
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- 抽出条件拡張による任意のレコード単位設定(要素に対する繰り返し指定)
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入力設定画面で「XML レコード単位」に"要素"を選択した場合、任意の要素を抽出条件に設定することができます。
- 出力側要素の繰り返し基点の追加
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出力設定画面で「XML レコード単位」に"任意"を選択した場合、内容モデルに加えて要素モデルを繰り返し出力の基点に設定することができます。
- スキーマ編集機能の拡張
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XML情報詳細画面にて、XML情報の各項目を編集することができます。
複数プレフィックスおよび、複数名前空間に対応いたしました。
(8) 流通BMSフォーマットテンプレートの提供
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流通BMSメッセージ標準の基本形 Ver.1.3 の流通BMSフォーマットテンプレートデータです。この流通BMSフォーマットテンプレートを元に、アダプタ情報を作成することができます。
流通BMSはUTF-8にてデータを出力することが前提のため、使用しているシステムの漢字コード種が「UTF-8」以外の場合、「コード変換・オプション」が必要です。
(9) 管理情報インポート・エクスポート機能(HULFT-DataMagic Connect)
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- 管理情報インポート機能
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エクスポートファイルを管理情報ファイル一括登録ダイアログにて指定することで、ファイルの内容に従って管理情報の登録、変更を行うことができます。
- 管理情報エクスポート機能
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登録済みの管理情報を管理情報エクスポートファイル生成ダイアログで指定して、エクスポートファイルを作成することができます。
(10) ネットワークファイル機能
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ネットワーク上にあるファイルに対してアクセスし、そのファイルに対してHULFT-DataMagicが排他制御を掛ける機能をサポートしました。この機能によって、ネットワークファイルに対する処理でも、データの整合性が保証されます。
ネットワークファイルを利用することで、実行前に入力データをネットワーク上からローカルのホストにコピーしたり、出力結果をファイルサーバへ保存する手間を削減できます。
この機能のサポートに伴い、次に示す個所で追加または変更が発生しています。
該当箇所 |
追加または変更内容 |
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画面のファイル名を指定する項目(*1) |
ネットワークファイルのパスが指定できるように対応した。 |
システム動作環境設定 |
次の項目を追加した。
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*1 |
: |
一部対応しない項目があります。対応個所の詳細については、「機能説明書」を参照してください。 |
(11) Excelデータとの連携
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HULFT-DataMagicが入出力できるデータ形式の1つとして、Excelデータ(拡張子:xlsまたはxlsx)にも対応しました。HULFT-DataMagicのアダプタ機能の1つとして提供しています。Excelの各セルのデータは、テーブル情報の項目と同じように見立てることができるようになっています。これにより、他のファイル形式やデータベースの項目とマッチングさせやすく、容易にデータ加工ができます。
入出力処理では、数値や文字列などのデータをレコード単位またはセル単位で処理できます。1シートだけでなく、複数のシートに対しても処理が可能です。また、出力処理では、あらかじめ書式や数式などのExcelの機能を設定したテンプレートファイルを利用できます。これにより、特定の目的に沿った報告書などの帳票をすばやく作成できます。
(12) 英語版対応
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HULFT-DataMagicが英語環境でも使用できるようになりました。英語版は日本語版の機能をすべてサポートしています。そのため、日本語を含むデータでも、海外拠点とのデータ変換処理が可能になります。
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HULFT-DataMagic Connect英語版は、HULFT-DataMagic Ver.2.2.0未満の本体への接続はサポートしません。
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英語版で、流通BMSフォーマットテンプレートをインポートして表示すると、文字化けが発生します。必要に応じて、テンプレートの2バイト文字を変更してください。
(13) 暗号なし版対応
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データ加工時の内部処理で、データを暗号化しない製品をサポートしました。これに伴って、HULFT-DataMagic Connectの管理ホスト情報画面などで、通信方式を選択、管理できるようになりました。
(14) IBMカナ文字拡張対応
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データ加工時に使用できるEBCDICセットにIBMカナ文字拡張を追加しました。画面の項目「EBCDICセット」で、「IBMカナ文字拡張」を指定できます。
また、EBICDICユーザテーブルでは、「IBMカナ文字拡張(ASCII → EBCDIC)」および「IBMカナ文字拡張(EBCDIC → ASCII)」を指定できます。