環境変数 HULEXEPおよびHULPATHの使用(UNIX/Linuxのみ)
機能概要
HULFT-DataMagic Ver.2では、HULFTと同じインストール先を選択でき、次に示す環境変数をHULFTとHULFT-DataMagicで共有できました。
- 環境変数HULEXEP
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HULFTとHULFT-DataMagicの実行モジュール格納ディレクトリ(bin)を設定します。
- 環境変数HULPATH
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HULFTとHULFT-DataMagicのシステム動作環境設定ファイル格納ディレクトリ(etc)を設定します。
DataMagicでお勧めする運用方法
DataMagic Ver.3から外字テーブルの登録サイズを拡張したため、HULFTの環境変数(HULEXEP、HULPATH)とは別の環境変数(DMEXEP、DMPATH)を提供しています。DataMagic Ver.3からは、環境変数をHULFTと共有する運用はお勧めしません。HULFTとは別のインストール先を指定し、DataMagicの環境変数(DMEXEP,DMPATH)を指定してください。
外字テーブルの登録サイズの拡張については、「異体字セレクタの変換」を参照してください。
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既存のバージョンアップユーザの互換性を保持するため、新規の環境変数が設定されていない場合は、既存の環境変数のHULEXEPおよびHULPATHを使用します。ただし、次バージョン以降は既存の環境変数は廃止される可能性があるため、お勧めしません。
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HULFTで登録した外字ファイルをDataMagicで使用することはできますが、DataMagicで拡張された登録サイズの外字を含む外字ファイルをHULFTで更新した場合、拡張後の登録サイズの外字データは削除されます。
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DataMagicで登録した外字ファイルをHULFTで使用した場合の動作を次に示します。
- これまでの登録サイズ(4バイト以内)のみ
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HULFTで使用できます。
- 拡張された登録サイズ(5バイト以上)を含む
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HULFTでは、これまでの登録サイズで指定した外字のみ使用できます。
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HULFTまたはDataMagicの次バージョン以降で、外字ファイルそのものが共用できなくなる可能性があります。
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DMPATHを指定した場合には、EBCDICユーザテーブルの参照先もDMPATHで指定したパスとなります。