エラーデータのスキップ
通常、入力データ内に不正なレコードがあった場合、DataMagicはエラーが発生したとみなし処理を中断します。不正なレコードだけ除外して処理を継続したい場合は、エラーデータスキップ機能を使用してください。
エラーデータスキップ機能を使うことで、エラー発生原因となった該当レコードをスキップして処理を継続できます。また、該当レコードおよびそのエラー発生原因についてファイル出力ができます。

図6.9 エラーデータスキップ機能概要
データ加工実行コマンド(utled)でエラースキップ機能が使えます。
エラーデータスキップ機能を使うと、次の三つのファイルが生成されます。
- 加工後正常データファイル
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: 正常なレコードのみデータ加工されて出力されます。
- エラーデータファイル
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: 不正なレコードのみ出力されます。
- エラー原因ファイル
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: 不正なレコードとみなした原因が出力されます。
エラー原因ファイルの内容を元にエラーデータファイルを修正し、入力ファイルとして再投入することもできます。
注意
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マルチスレッドの使用の有無に関わらずエラーデータスキップ機能を利用できますが、併用した場合、シングルスレッドに切り替わって動作します。
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エラーデータスキップ機能を使用する場合、使用しない場合に比べて処理性能が若干低下します。