変数の指定

入力レコードの内容を「変数」と呼ぶ領域に一時的に格納し、データ加工処理に利用できます。変数に格納した値は保持されるため、たとえば、複数のレコードの値を変数に蓄積して数値演算を行ったり、前に読み込んだレコードの値を変数に格納して、後続レコードの値を比較および判定する処理を行ったりできます。

変数は、データ加工情報設定画面―変数設定画面で設定できます。

変数機能の処理イメージを、以下の図に示します。この例では、変数を使用し、入力データのレコードを偶数レコードと奇数レコードに振り分けて別ファイルに出力する処理を行っています。奇数または偶数レコードを判定するための変数「判定用フラグ」を設け、入力レコードを読み込む都度、数値演算で値を切り替えています。

図4.15 変数の指定