異体字の変換

UTF-8/UTF-16で提供する異体字を変換できます。

異体字は、ベース文字と異体字セレクタの組み合わせで構成されます。

入力データの文字コードがUTF-8、出力の文字コードがUTF-16とSHIFT-JISの場合の例で次の図に示します。

図4.6 異体字の変換の例

(1) 出力の文字コードがUTF-8/UTF-16の場合

入力データの異体字が、出力の文字コードの異体字に変換されます。次に示すすべての条件を満たす必要があります。

  • 入力設定画面のコード変換タブにある「JIS第一、第二水準に定義されている文字以外も変換する」を“ON”

  • 出力設定画面のコード変換タブにある「JIS第一、第二水準に定義されている文字以外も変換する」を“ON”

(2) 出力の文字コードがUTF-8/UTF-16以外の場合

入力データの異体字セレクタはカットされて、ベース文字だけが変換されます。この変換には特に条件はありません。

(3) 異体字を任意の文字に変換する場合

異体字を任意の文字に変換する場合は、外字テーブルを使用してください。次に示す条件を満たす必要があります。

  • 出力設定画面の外字タブにある「外字変換テーブル使用」に"優先的に使用する"を選択

(4) UTF-8/UTF-16以外の文字を異体字に変換する場合

UTF-8/UTF-16以外の文字を異体字に変換する場合は、外字テーブルを使用してください。次に示す条件を満たす必要があります。

  • 出力設定画面の外字タブにある「外字変換テーブル使用」に"優先的に使用する"を選択