共通コンポーネントを利用した変換
データ加工で共通して使用できる処理を部品化した、共通コンポーネントを使用できます。
複数のデータ加工で共通の処理に共通コンポーネントを使用すれば、一つ一つのデータ加工情報を作成する負担を軽減できます。また、ある項目の妥当性を検証する処理(IDチェック)や汎用的な日付チェックの処理など、検証済みの処理を共通の部品として呼び出せるため、実績があるリソースを再利用でき、開発効率を向上できます。
共通コンポーネントを使用するときは、関数、仮想クエリなどのコンポーネントを最大10個まで作成し、共通コンポーネント情報として登録します。Lua スクリプトを作成するコンポーネントも提供しているので、Lua スクリプトで独自の処理を作成して登録できます。さらに、定型処理のテンプレートを提供しています。

図4.17 共通コンポーネントを利用した変換
共通コンポーネントの処理イメージを以下の図に示します。この例では、抽出条件に大文字にするLuaスクリプトを設定した共通コンポーネントを使用して、項目1を大文字化してAAAAと等しければ出力します。

図4.18 共通コンポーネントの例