データのマッチング
ユーザが指定したマッチング条件に従い、入力ファイルのレコードとマッチングファイルのレコードを結合し、1つのデータとして出力します。
入力ファイルとマッチングファイルを結合する方法には、次に示す2通りがあります。
- 入力ファイルと直接関連するデータを含んだマッチングファイルを結合する方法
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入力ファイルに1個のファイルをマッチングする方法です。
- 入力ファイルと間接的に関連するデータを含むマッチングファイルを結合する方法
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入力ファイルに複数のファイルをマッチングする方法です。マッチングファイルは最大3階層指定できます。
マッチング条件にはタイプごと(文字、数値、日付)に、さまざまな演算子を使用して条件式を設定できます。また、結合したデータを、データ加工情報の設定に従い任意のレコードのみの抽出もできます。
データのマッチングは、データ加工情報設定画面―マッチング設定画面およびマッチング条件設定画面で設定できます。
(1) 入力ファイルと直接関連するデータを含んだマッチングファイルを結合する例
マッチング条件に、入力ファイルの「商品番号」データとマッチングファイルの「商品番号」データを指定してデータを結合します。この結果、出力ファイルには「商品番号」に該当する「商品名」が出力されます。

図3.2 データのマッチング(入力ファイルと直接関連するデータを含んだマッチングファイルを結合)
(2) 入力ファイルと間接的に関連するデータを含むマッチングファイルを結合する例
マッチングを2階層実行して、入力ファイルと間接的に関連する項目を出力する例です。
入力ファイルとマッチングファイルAを「商品番号」でマッチングした後で、マッチングファイルA とマッチングファイルB を「商品区分ID」でマッチングし、マッチングファイルA とマッチングファイルCを「製造元ID」でマッチングさせます。出力ファイルには、「商品番号」に該当する「商品名」「個数」「製造元ID」「製造業者」「商品区分ID」「商品区分名」が出力されます。

図3.3 データのマッチング(入力ファイルと間接的に関連するデータを含んだマッチングファイルを結合)