導入事例

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  • DataSpider Servista

データ抽出・分析の多くの部分を内製化 利用しながら改善していくBIシステムの実現

静岡県を中心に40店舗のパチンコ/パチスロ店を経営する大手パチンコチェーンの株式会社ABCは、DataSpider Servistaで会計システムとBIシステムの連携によって、データ抽出から分析までを内製化、新たに必要になった情報の 分析も迅速に対応できるようになりました。業界では激しい競争が繰り広げられていますが、そんな中でも同社は 的確な情報分析を行うことを推進して、ビジネスの改善に取り組んでいます。

株式会社ABC

本社静岡県静岡市駿河区八幡5-26-21
URLhttp://www.abc-p.jp/

取材日 2012年4月
記載の担当部署は、取材時の組織名です。
記事の内容は、旧アプレッソによる取材時のものとなっております。

課題外部委託開発では、分析するデータの追加や変更の対応が迅速にできなかった

解決DataSpiderによってデータ抽出を内製化、新たな分析ニーズにより迅速に社内で対応可能

データ抽出を社内開発で迅速化。多様な情報分析ニーズへの迅速な対応を行う

株式会社ABCは1953年に創業、現在では静岡県内を中心に山梨県や長野県にも出店し合計40店舗のパチンコ・パチスロ店を経営する大手アミューズメントチェーンです。同社は業界のイメージアップを基本指針に掲げ、ISO9001やクレド(Credo:社員の信条や行動指針)を導入するなど、新たな取り組みにも積極的に取り組んでいます。新しい遊技台が次々と登場し、競争の激しいパチンコ業界の中で勝ち残っていくため、ABCではBIシステムを活用し、基幹系をはじめ社内外の各種システムからのデータを様々な切り口で分析しています。店舗の遊技台情報や社内基幹系など様々なデータを取り込むツールにはDataSpider Servistaが用いられ、分析したいデータや分析内容の追加・変更などを内製化することで、外部委託による開発コストを削減するとともに、社内の新たな分析ニーズに、より迅速な対応ができるようになったといいます。

会計システムのリプレイスや新システムの構築を機にETLツールを検討

ABCでは以前からBIツールとしてCognosを用い、さまざまな業務に情報を活用してきました。その分析は、会計システムや人事給与システムをはじめ、各店舗の管理サーバから得られる遊技台情報、競合店情報など、社内外のあらゆる情報が対象です。

2006年、社内に新たなシステムが構築されることになり、そのシステムで使うデータを他システムと連携させる必要が生じました。また、同時期に動き出した会計システムのリプレイス計画では、会計システムが使うDBもOracleからSQL Serverへ入れ替わることになり、BIをはじめとする各システムのデータ連携を見直すことになりました。

「それまで、我々にはETLツールを使うという発想がありませんでした。データ抽出にはDB側の機能やBIの持つETL機能を使うなどしていたのです。」と語るのは、経営管理部 企画統括課 課長の鈴木啓仁氏。

「しかし、新システムは、後から仕様が変わる可能性が高いものだったため、その仕様変更を吸収できる柔軟なデータ連携の仕組みが必要でした。また、会計システムもDBの違いを柔軟に吸収できる仕組みが求められました。移行期間中も会計とBIとの連携を維持しておかないと、BIに依存している数々の業務が止まってしまうからです。ETLツールを使えばこのニーズに対応できると分かり、導入を決めました。」(鈴木氏)

DataSpider Servistaを採用してデータ連携を内製化、柔軟な対応が可能に

ABCがETLツールとして選んだのが、アシストから提案されたDataSpider Servistaでした。旧会計システムのDBをDWH専用のDBとして活用し、新たな会計DBからDataSpider Servistaでデータを連携、OracleからCognosへの連携部分をほぼそのまま使えるようにしたのです。なお、連携は主に開店前の早朝にバッチ処理で行っており、最近ではJP1をスケジューラに使っています。

DataSpider Servista導入前には、ETL部分の開発は人的リソースなどの都合で社外委託していましたが、DataSpider Servista導入後の開発は、以前からキューブやレポートの作成・変更といったBIの管理を担っていた企画統括課が担当することになりました。「スクラッチ開発をするとしたら3人月という見積もりでしたが、我々自身がDataSpider Servistaのトレーニングを受けて開発をした結果、実質2週間ほどの作業で対応でき、外部委託による開発に比べコストは1/4程度にまで抑えられました。

当初はアプレッソのサポートへの問合せも利用しましたが、直感的に操作できるので最近はサポートに頼ることなく開発を進めております。」と鈴木氏は言います。また、会計システム更新の進捗に合わせて連携部分を変更しながら、BIとの連携に移行できました。「PL/SQLやCognosのETL機能を活用しても、同じような結果を得ることはできたと思います。しかし、DataSpider Servistaほど効率的には開発できなかったでしょう。」(鈴木氏)

開発がより迅速化し、修正を繰り返しながら完成度を高めていくことが可能に

今や、DataSpider ServistaはABCの社内で情報活用に欠かせないツールとなっており、企画統括課では、目まぐるしく変化するデータ分析のニーズにDataSpider ServistaとCognosで適宜対応しています。「当社では、計数管理と市場動向把握の為に、DataSpiderで集約したデータを利用し、分析しております。

分析要素が絶え間なく変化する為、分析カテゴリの追加や変更に迅速な対応が必要になります。そのようなニーズにもDataSpiderがあれば社内で対応することができ、早ければ即日にも実現できるのです。」と、企画統括課 係長の遠藤武士氏は言います。また、頻繁な修正も可能となり、まず作って結果を確かめ、より的確な内容に仕上げていくことも可能になりました。修正を繰り返すことで情報の精度を高められるようになったのです。

一方、鈴木氏は今後のシステム環境について、次のような考えを示しています。「DataSpider Servistaは既存環境を活用できるメリットがありますが、場渡り的な改修ができる為、中長期的には見直した方が良い部分を残せてしまうとも言えます。今後は、DWH環境を整備し、より分析しやすい形を提供していきたいと考えています。」

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