提案は社員の誰でも行うことができます。提案を行う人はプロセスを開始し、提案したい内容を入力します(1. 提案)。
提案内容はまず同僚によって確認されます(2. 承認)。問題がなければ承認がされ、そうでなければ提案者に戻されて再度書き直しになります。
次に、提案は上司の部長によって評価されます(3. 評価)。内容が良ければOKとなり、そうでない場合には不採用となりプロセスは終了となります。
提案は次に、役員によって評価されます(4. 評価)。同じく、内容が良ければOKとなり、そうでない場合には不採用となりプロセスは終了となります。
最後に社長によって評価されます(5. 評価)。内容が良ければOKとなり提案は採用となります、そうでない場合には不採用となりプロセスは終了となります。
提案が採用となった場合、最後に提案者がコメント(6. コメント)をしてプロセスは終了となります。
新しい取り組みは企業にとって大事です、そのため社内から「新しい提案」が継続的になされるようにすることは大事です。しかしながら実際に採用できる提案は一部であり、全ての提案を採用できるわけではありません。特に、提案活動が熱心なほど採用されない提案は多くなります。
採用されなかった提案にも、有益な情報が含まれています。採用されなかったが面白いアイディアが提案されているかもしれません。また、どういう提案が採用されているのか、自分が過去に行った提案はどの段階まで検討され、何が足りなくて採用されなかったのかなど、今後のより良い提案のために参考にすることも出来ます。
そこで、提案とその後の経緯がBPM上に残るようにし、誰でも参照できるようにして、提案の際に参考にできるようしたのがこのプロセスです。
このような取り組みは、他の手段(例:紙の企画書)では手間がかかってしまい、情報活用は必要だけれども手間をかけてまで・・となりがちではないでしょうか。BPMならば、このような情報活用にも簡単に取り組むことができます。社内の情報活用の取り組みにも、ぜひBPMの活用を検討いただければと思います。
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