企画を提案する人はBPMでプロセスを開始し、企画内容を企画書としてまとめます(1. 企画書完成)。企画書は指名した人によってレビューを受けます(2. 企画チェック)。
レビューの結果、指摘事項があれば提案者にタスクが差し戻されます。提案者は指摘事項に対応し再度レビューをお願いするか、あるいは企画書を取り下げます。
企画書は企画会議で取り上げられ、会議での意見の記録がBPMに入力されます(3. 意見の記録チャット)。
会議の結果を受けて、提案者が企画を再度取りまとめます(4. 企画まとめ)。再度会議に意見を求めたい場合には、タスクを再度会議に戻して意見を再募集します。取りまとめが完了し企画が完成するとプロセスは終了します。
後に企画結果の再利用性を高めるために、企画を行った結果とその評価が記録に残るよう改善を行ったプロセスです。
企画を取りまとめ、その後その企画がどうなったのか、結果を評価し記録するタスクが追加されています。部長が企画について、コメントと100点満点での評価を行います(5. 所見評価)。
企画業務では、創造性や新規性、独創性が求められます。また、結果の予測も求められます。どのように企画書にまとめると話がうまく進むのか、この企画が実施されるとどのような結果になるのかをイメージし、企画書を作る必要があります。
このような企画業務において、より良い結果を出すために、どのような工夫ができるでしょうか?
まず、他の人の意見を反映させることができます。このプロセスでは、指名した人にレビューをお願いすることができ、また企画会議に意見を繰り返し求めることができます。
次に、過去の企画を参考にすることができます。このプロセスでは、過去の企画書だけでなく、企画書の作成過程(何が提出され、どのような議論があり、どういう結論になったか)、さらには企画の実施結果も参照できます。成功する企画はどのようなものか、失敗した企画は何がいけなかったのかを確認しつつ考えることができます。
このように、考える業務においてもBPMが支援できることがあります。事務処理の効率化だけでなく、考える業務のパワーアップにもぜひBPMを検討ください。
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本記事のサンプルは ワークフローサンプル様の
ボツになった販促企画もキッチリと記録して行きたい! を元にしております。
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