Vol.4 INSデータ通信終了対策
第1章. 解説
現在提供中のINSデータ通信が、2024年度にサービス終了となります。
しかし、医療機関様や外部センター様とのデータ連携にINSが使用されているケースも多く見られます。 いかにコストの増加を回避しながら、新しい仕組みに短期間に移行することは出来ないか等々多くのお客様で、対策に苦慮されているのでは無いでしょうか!!
例 外部検査センター様-医療機関様の検査システム間の依頼、報告データ授受等
今回、現状通信コストのコストダウンを実現しながら、リアルタイムな連携が可能な新しい仕組みをご提案致します。
現状INSを使用した通信イメージ
課題
- INSサービス終了により、早急に回線見直しが必要。
- 通信コストを削減したい。
- INS運用では常時接続を行う場合、高額となる為、リアルタイムな連携が出来ない。
ご提案
- 『HULFT』+『SORACOM Air』の活用により、INSデータ通信終了対策を行うだけでなく、通信コストの削減を実現出来ます。しかも、ルータ等のネットワーク設備は不要!!
- 医療機関様からのPULLだけではなく、検査センター様からのPUSH配信の実現により、効率的な業務遂行が可能となります。
- セキュアなファイル連携を実現できます。
ご提案イメージ
是非、どのように効率化が図れるかご体験頂きます様お願い申し上げます。
HULFT及びHULFT-WebConnect 評価版ダウンロード
第2章. ポイント解説
2.1 ポイント1 ― 『HULFT』+『SORACOM Air』の組み合わせによる通信コストの削減
SORACOM Airは、上り0.2 円 / MB 下り0.6 円 / MB等、非常に低コストなデータ通信を実現
1万件のデータ送信※ ⇒ 通信コスト:0.6円(2.56MByte)
さらにHULFTの圧縮機能を使用することにより、さらに通信コストを削減
-
※
s1.minimum(通信速度(上り・下り)32 kbps)利用時。
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※
ファイルサイズ:256Byte/1件想定。
詳細は、株式会社ソラコム社のホームページをご確認くださいます様お願いします。
2.2 ポイント2 - 双方向通信を実現
HULFT+HULFT-WebConnectを組合せることにより、双方向のファイル送受信(HULFT通信)を実現可能です。
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※
SORACOM Airのみの場合、固定IPを持たない為、双方向の通信を実現することはできません。
①医療機関様側起動
- メリット
- 医療機関様側の好きなタイミングで受信することが出来ます。
②検査センター様起動
- メリット
- 検査センター側で、報告データの作成完了後、直ぐに医療機関様に提供出来ます。
2.3 ポイント3 - セキュアなファイル連携
SSLによるセキュアな通信だけでなく、暗号化ファイル転送等、複数に暗号化することにより、安全性を確保します。
提供機能
- 通信の暗号化 ⇒ HULFT-WebConnectを利用することにより、SSL暗号通信を実現
- ファイル転送の暗号化 ⇒ HULFT設定により実現
設定イメージ
①通信の暗号化設定
HULFTによる送受信をインターネット環境でセキュアに連携する仕組み(HULFT-WebConnectサービス)を提供しております。以下の設定により、弊社のHULFT-WebConnectサービスに接続し、Httpsによる暗号化通信を行うことが可能です。
詳細は、こちらのURLをご確認くださいます様お願いします。
②ファイル転送の暗号化設定
第3章. 最後に
コスト削減効果シュミレーションについて
簡単なチェックシートを用意しておりますので、是非お試し頂きます様お願い申し上げます。
評価について
是非、HULFT製品評価版をダウンロードして、評価が可能です。
- 評価版は無償で60日間ご利用いただけます。
- 評価版のお申し込み後、90日間の技術サポートを無償でご利用いただけます。
HULFT及びHULFT-WebConnect 評価版ダウンロード
この他にもHULFT製品には様々な活用方法があります。引き続き技術コラムにて紹介していまいりますので楽しみにして下さい。